承前。

 そういう意味で、ボクはスポーツ哲学研究者として、パリオリンピックの競技動画を「NHKプラス」でしつこく視聴しています。今月末までこっそり視聴できますよ、クールでドライな目立ちたがり屋の研究者の方々。

 その競技動画の中で、ボクが一番感動したのはサーフィンですね。

 もっともタヒチがフランス領ポリネシアであることが最大の問題なのですが、あの映像はオリンピック反対、賛成という立場を超えて感動しますね。他にもセーリングもカヌーも良かったなぁ。

 そして自分に引き寄せて言えば、男性の自転車のロードレースとタイムトライアル(TT)の動画は随分と参考になったなぁ。

 両レースとも、ベルギー国籍のレムコ・エヴェネプールさん(Remco Evenepoel)が優勝したのですが、彼は現在のロードとTTの最強ライダーなんでしょうね。

 エヴェネプールさんは公式発表によると、身長171cm、体重61kgの24歳。5歳からサッカーを始め、ベルギーのU15代表チームではキャプテンをしていたのだが、ケガでロードバイク競技に転向したとのこと。

 その彼は今回のオリンピックのロードレース273kmを6時間20分、平均速度43km/hで走り抜け、TTは距離32kmを36分、平均速度54km/hで走り完全優勝。

 ボクは両レースとも視聴しましたが、初めてロードレースを7時間近くも視聴し、様々なことを哲学しました。その結果はまた後日書きます。

 そしてエヴェネプールさんらによる2つのレースに大いなる刺激を受け、先日、1周約24kmのほぼ平坦なこの島を一周、懸命にライドしましたが、平均速度は26km/hで、55分かかりました。

 ボクの平均速度は、エヴェネプールさんが273kmをライドした平均速度43km/hにも遠く及ばず、さらに彼のTTでの平均速度54km/hの半分にも達しない、この事実には愕然としましたが、まあ少しづつ少しづつ、1秒でも「詰めて」やるぜと決意したのです。

 これがボクのパリオリンピックの競技動画視聴の一番の思い出ですかね。

 そしてボクが最近一番関心があることは、「持続可能性」ではなく、結果としての「持続」です。決めたらやり続けないとね、その「持続」の結果こそがすべてだとボクは思います。ボクのライドは、ハイキングのトレーニングに変容しながらも可能な限り持続していくでしょう。