この島に帰り、今日で3年となりました。

 この3年間がどうだったのかという総括は、今日からじっくりとする必要がありますが、ボク自身とボクが住む町を二つに分けて考えると、ボク自身は仕事を止め、黒い欲望を持つ他者との関わりが激減したおかげで、ストレスレス、穏やかで平穏な心を保つことができるようになりました。

 昨年10月下旬にPC上でのウィルス感染詐欺事件にあうという間抜けなこともありましたが、ヨーガの先生のおかげもあり、また坐禅をするようになり、仏教と哲学の研究も進み、これまでのサッカーとの関りを総括した3冊目の本も出版でき、未出版ではあるものの2つの小説を全力で書き上げ、バイクでライドすることを覚え、北海道、東京、福井、京都、大阪、神戸、香川、愛媛などを旅することができ、かけがえのない本当に大切な方々と一緒に、とても愉しい日々を送ることができました。充実した日々を送れ、何より心の成長を確実に感じております。

 次にボクが住む町、つまりこの島は、世界中の街がそうであるようにいい点と悪い点が半々ありますが、分かったことは、幼少期から学ぶことを軽んじ悪事に走り遊び回り(ヤンキー)、でも拳ひつで生きていく勇気も覚悟もない小心者、それゆえこの島から一度も離れることができず(あるいはどこからか、すぐに逃げ帰り)、結果、自分の事を相対的に観察することを放棄し、自分の価値観こそが絶対だと思い込み、他者を憎み嫌い自分勝手に生きる輩、そういう輩はやがて誰からも忌み嫌われる厄介な存在者になってしまうということです。そういう輩が隣近所や家に出入りなどすると非常に不快である、そのことをこの3年間で痛感しました。学ぶことを軽んじると、ここまで下品で粗野な人間達になるのかと大いに驚いています。

 そしてこの町や島や尾道市、広島県というのは、学ぶことをせず、他者との関わりが高度化、成熟していない、それゆえ自分の役割を相対化できず、無知で品性がなく野暮で傲慢な人間が、企業や行政や学校にたくさんいるということが非常によく分かりました。

 40年前のボクもそうでしたが、今も広島県の18~24歳の若者は学びと働きの場を求めてドンドン県外に流出し、広島県は3年連続で全国NO.1の人口流出県となっています。当然ですね、彼ら若者の感受性は実によく理解でき、大正解だと思います。

 人口流出に関する責任感が一切なく、いやいや、外国人が多数流入しているので全体としては人口は変わっていないとうそぶき(特にベトナム人は各市で凶悪犯罪を犯しているよね)、無茶苦茶なことをしでかした県教育長を罷免すらできない県知事(議会で長期問題化、被告発中)、不祥事ばかり起こす広島県警、世の中のプロスポーツ団体は広島東洋カープさんとサンフレッチェ広島さんと広島ドラゴンフライズさんしか存在してないようなスポーツニュースばかり流すローカルテレビ局、公僕ということを初めから理解しておらず、それゆえ何の解決能力も解決意欲もない傲慢なだけの各種行政組織の構成員達、買収事件を起こした元法務大臣とその妻と県会議員と各市の市長と市会議員達、政治報告書を偽造した議員、そして現総理大臣を選ぶ選挙区があることなどなど、ああ、なんと希望がないふがいない県でしょう。でもこれは他の都道府県でも同じようなものだと思います。

 学ぶことを放棄し、黒い欲望で自分と自分の家族だけが利得を得らればと、2、3世議員を懸命に応援し、他者は、県民、市民や社員や児童・生徒・学生はどうでもいいと思っている輩が多い県が嫌わるのは当然のことだと思います。

 でも自分自身と自分が住んでいる町や市や都道府県や国は別物です。住んでいる場所が嫌なら絶望すれば移住すればいいだけ。重要なのは自分自身を律し、生を享受すること、それをこの3年間で学びました。ボクはまだまだ謙虚に学び、ほんの少しでも成長したいと強く願っています。長くなってすいませんでした。