ジャズピアニスト セロニアス・モンクさんの最後の公式録音アルバム「ロンドン コレクション Vol.3」を拝聴していたら、そのアルバムの中に「クレプスキュール」という楽曲を発見し、この言葉は、ボクも大好きだった、あのベルギー ブルッセルに本社があったレコードレーベル名以外に何か他の意味があるのかなぁと調べていると、なんとなんとフランス語で、夕暮れ、黄昏を示す「crepusucule」という意味でした。

 そうか、オギサンは今年8月上旬に、パリのポンヌフの手すりにもたれかけ、遠くにエッフェル塔、凱旋門、コンコルド広場、すぐ近くにルーブルとオルセー美術館、そして今年12月上旬に復興予定のノートルダム寺院、そしてセーヌ川に沈む太陽を見ながら、「Que beau crepusucule!」(なんと美しい黄昏)とタソガレるのか?いいなぁ、羨ましいなぁ。

 それにしても、今から約35年前に、レコードレーベル「クレプスキュール」からリリースされたアンナ・ドミノさんのアルバムを薦めてくれた梅田 阪急東通り商店街のレコードショップ「新星堂」さんの(クレプスキュールさんと提携)、ちょっとお節介だけど最高にセンスが良かった店員さんは今も元気なのかしら?あの時は、ボクと同じ歳のジュリア・フォーダムさんのアルバムも薦めてくれたんだよなぁ。

 そういう訳で、今夜はドミノさん、フォーダムさん、アンテナさんを拝聴しましょう。

 それにしても「クレプスキュール」という発音は実に美しい、ボクは好きだなぁ。ここからミネルバの梟=哲学が飛び立つ時間だもんね、ヘーゲル先生、先生、ナイスセンス!!もちろん、ドイツ語では「アーベントデンメルング」だけどね。