倉庫整理 | デペイズマンの蜃気楼

デペイズマンの蜃気楼

日々の想った事、出会い、出来事などなどをエッセイのように綴りたいなと。
時折偏見を乱心のように無心に語ります。

くじら企画さんの公演の翌日。
休む事なく早朝から劇団の倉庫整理。
くじら企画さんがもう若者達のような無茶呑みをされないので、遅くとも帰宅して、短くとも睡眠を取れたので、夕方遅くまで頑張れたとも!
大道具を製作して終演後戻す時には少し疲労してるので、ちょい雑な片付けになる。
小道具も然り、衣装も然り、そんなこんなを繰り返すと、ちょと散らかった光景。
なので時期を決めて「えい!やぁ!」と全員で大掃除。
埃まみれで木屑まみれでマスクも手も顔も一気に灰色に。
頑張ってるつもりだけど、やっぱり公演を一つ終わるのは身体に疲労は残る。
不思議だけど、長い芝居でも短い芝居でも長期間の芝居でも短期間の芝居でも、同じ疲れが残るので「一本」に集中する力って、決して時間に比例するわけでは無いのだなと思う。
てなわけで、この日の夜に中野π子が入団したのだけど、劇団のtwitterやFacebookで流れている集合写真で僕がボンヤリしているのは明らかに疲労。
八尾南にあるこの倉庫には昔色々あって私物も持ち込んだので、片隅に何年も開ける事のなかった、なんなら忘れていた箱もチラホラ姿を見せる。
20代の頃にアホみたいにガチャガチャをして貯めて、三十過ぎた時に色々あって明日食べるお金にも困った時に、昔の細々したフィギュアを全部売ったら10万円を越えた。
世の奥さんは夫の趣味に「あんたが死んだらただのゴミやで」と言わずに、死んだら試しに売り飛ばしてみるのも手だと思う。
それでも細々したフィギュアが箱から出てきたので、破損したもの、中途半端な部品のものは捨ててしまえと分類していると皆から「キムさん!思い出迷子にならないで!」と怒られた。
高橋さんに思い出ボックススペースを設けてもらって、僕の思い出ボックスなのにくらっちとシバちゃんが収納して埃がかぶらないようにシートをかけてくれた。
なのに僕は仕事の休憩中にシートを剥がして、さてさてあの箱には何が入っていたのかな??と収めた箱を取り出して思い出の寄り道。
10年前にペーパーがけしてそれ以降手をつける事のなかったパーフェクトジオングがこんにちわした。
すっかり作らなくなったプラモデル。
10年前までは何かと作ってたなぁ。

とりあえず作品は「あんたが死んだらただのゴミやで」と言われない作品を創るように頑張ろう。

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