時にはビールを奏でる | デペイズマンの蜃気楼

デペイズマンの蜃気楼

日々の想った事、出会い、出来事などなどをエッセイのように綴りたいなと。
時折偏見を乱心のように無心に語ります。


ここ最近なんだろう?
年上の人に教わる機会が多い。
長男として生まれたけど、ずっと弟気質が備わって生きてきた僕は、最近学ぶ事がたくさんあって嬉しい。
自分をゼロに戻して学べる空間が毎日のように在る。
佐山雅弘さんと接する事がたくさんあった数週間。
くじら企画の稽古期間。


締め切り迫る所用が連日重なっていたのでお酒を飲む席がなかったけど、久しぶりに稽古後に酒の席に参加。
元々家で一人で飲む事もまず無いし、本当に身体が欲するほど酒が飲みたいのか?と問われると断じてNO。
アルコールが欲しくて飲む事はない。
人と人のセッションができる酒の席が好きだ。
ダラダラとお酒を目的で飲むのは好きじゃない。
稽古の日数が限られていて、技術を照らし合わせないといけない時間だけが重なる時、稽古後の飲みの席で心と挑み方のセッションをできる時間を得れる時がある。
そんな時間は刺激になる。
雑談の衣をかぶった駆け引きを見抜いて次の稽古の出方を読み取る。
僕は演劇論を語らう飲みの席があまり好きじゃない。知識のくだまきでしかない時がほとんどだからだ。
雑談でしかない雑談の飲みの席もあまり好きじゃない。(どれもたまには大事だけど)

なんていうかな。上手く言えないけど。「あ、そうくるか!」という手の内を語れる飲みの席がある。
回数は少なくなっていっても、それでも時折そんな時間をもらえるのはまだまだ幸せなのかも知れない。

先日佐山さんとお話した時の会話。
「尊敬は下から上。尊重は上から下。どうしても上下が抜けない。
だからリスペクトというニュアンスが好きだ。どんな世代とも同じ目線でいられる」



地位に無欲であれ。
成長に貪欲であれ。
やってきた新しい世代は「はじめまして」と笑顔で迎える才能だ。

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