お疲れ様です。




「人は歩みを止めた時に、そして挑戦を諦めた時に、年老いて行くのだと思います」

――アントニオ猪木



なぜリングを去ったのか。


数々の伝説を残し、そして現役人生に幕を下ろした23人のレスラー。


引退を決意するまでの彼らの思いはいかなるものだったのか。


その舞台裏の真実を熱く描く、渾身のプロレス・ノンフィクション。







 

 



その2





田上 明

「家に帰って、横になりながら、酒でも飲みたいよ」



佐々木健介

「プロレスが好きだからこそ、未練がない」



井上 亘

「自分が好きな選手、おもいっきり声援してあげてください!」



天龍源一郎

「今は何もしないことが幸せ」



スーパー・ストロング・マシン

「マシンは、今日で、消えます」


平田 淳嗣(ひらた じゅんじ、1956年12月20日 - )は、日本の元男性プロレスラー。本名:同じ、旧名:平田 淳二(読みは同じ)。神奈川県平塚市出身。元新日本プロレス所属。血液型B型。



デビュー時のリングネームは、当時の本名である平田淳二だったが、その後、本名自体を平田淳嗣と改名したため、リングネームも改名した。そのレスラーとしてのキャリアにおいて、覆面レスラーのストロング・マシーン1号またはスーパー・ストロング・マシーンのリングネームで特に知られる。

派手なテクニックや大技は無いが、大きく頑丈な体躯と長いキャリアを生かした重厚なレスリングを身上としている。若い頃は飛び技なども器用にこなす万能型のレスラーであり、華麗なジョージ高野、過激な前田日明、パワーの平田の三羽烏で期待された。また、フィニッシュ・ホールドの「魔神風車固め」をここ一番という時にのみ使用することで、唯一無二のオリジナル技としての説得力を持たせ続けていた。


スーパーストロングマシン


キン肉マンになる予定が…


キン肉マンの作者

「ゆでたまご」は

馬場さんの方が

好きやったみたいですね。





アブドーラ・ザ・ブッチャー

「そろそろフォークを置く時が来た」



飯塚高史

「……」



長州力

「そのうちリングは降りるだろうけど、また引退試合をやろうとは思わない」



獣神サンダー・ライガー

「やり残したことは、ない」



中西 学

「一度プロレスラーをしたからには、死ぬまでプロレスラーやと思ってますんで」







瑞佐富郎(みずき・さぶろう)


愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。シナリオライターとして故・田村孟氏に師事。フジテレビ『カルトQ・プロレス大会』優勝を遠因に、プロレス取材などに従事する。本名でのテレビ番組企画やプロ野球ものの執筆の傍ら、会場の隅でプロレス取材も敢行している。プロレスでの主著に『プロレス鎮魂曲』『平成プロレス 30の事件簿』『新編 泣けるプロレス』(ともに、standards)、執筆・構成に関わったものに『証言UWF 完全崩壊の真実』(宝島社)、『証言「プロレス」死の真相』(河出書房新社)などがある。また、プロレス・ドキュメンタリー『反骨のプロレス魂』(BS フジ)の監修や、プロ野球・野村克也監督の最後の著書となった『人を動かす言葉』(新潮社)の取材・構成も務めている。




終わり…