離婚後に面会交流調停を申立てされて、調停期日での話合いが進んでいますが、

期日でDV夫に出くわさないか心配で、こそこそとフードをかぶりながら裁判所に出入りしています。

元夫の声すら聴きたくない状態です。

 

面会交流調停の話はさておき、

ニュースによれば、

離婚後の共同親権導入を柱とする民法改正の要綱案をベースにした法案が今国会に提出される予定だそうです。

 

これが、本当に恐怖です。

共同親権を推進している人の中には、「実子誘拐」とか「両親そろって養育することが子の利益に資する」といったことを主張する人たちがいますが、その人たちの都合の良いように解釈して発言しているだけで、

実際は、実子誘拐ではなく、子どもを連れて逃げた方の多くは、DVやモラハラ、子への虐待(面前DVも含む)を受けて、恐怖と支配から逃げるしかできなかったり、夫婦関係に何らかの問題があり逃げる理由があっての「避難」です。

また、共同親権を推進している方々は、国会議員さんや弁護士らを取り込んで、世の中の世論が高まる前に、気づかれる前に、急いで要綱案を採決しました。

 

そして、両親そろって同じ意見で養育することができるのなら、離婚するに至るケースは少ないでしょう。

現行の法律であっても、両親が話合いで合意できるのなら共同親権は可能なんです。法律を新たに作る必要もなく。

 

DV・モラハラ・虐待・面前DVなどがあったケースでは、共同での養育なんてできるわけもなく、

共同親権を強制されたら、子どもについて重要事項を決めるのに度々口論となり、決まらないからそのたびに裁判所に決めてもらうなんてことにもなりうるのです。

DV被害者にとっては、元配偶者から連絡が来たりするだけでも精神的な苦痛があります。

 

私も例外ではなくて。元夫からメールが来るだけでも吐気や頭痛が起こったり、

名前すら見たくないんです。届いた荷物の箱ですら開けられないです。

 

仮に、この法案が、DVがあったら例外とする、ということになったとしても、

今でさえ、DVの認定なんて訴訟に持ち込んできちんとした証拠でもない限り認定されないし、

離婚調停で「夫からDVがありました」なんて主張したところで、それでも子の利益に資するためと面会交流をするように半強制的に進められるのが実態です。

(子どもが嫌がっても、子どもが小さいうちは面会を促されてしまうそうで)

調停委員や裁判官らも、引かれた線路を踏み外すようなことはできない傾向にあるそうです。

 

かつ、DV夫は、妻を投げ倒したことや、子どもへのDVも「そういった事実は全くない」と、DVを認める姿勢はないです。

(DVをしてしまうような人には、そもそも、何らかの精神疾患や障害があることも多いとも聞いたことがありますので、そういった疾患があるケースもあるかもしれません)事実を認められないというのも、こちらから見れば不誠実極まりない態度なのですが、ご本人は正気で言っています。

 

共同親権になれば、DVやハラスメント行為があった/無かったで揉めることになりますよね。

DVの証拠をきちんととれなかった被害者は、「急迫の事情がない」ってことで押し切られてしまう可能性もあります。

そういった被害者が例外にされずに、強制的に共同親権にされてしまった場合はどうなるか。

子の同居親は不安と心配を抱えながら日々を送らなくてはならない、それってすごいストレスです。

子どもだって、同居親の様子を見て日々共に生活するのですから、同居親が泣いていたり、不安な表情をしていれば、それは子へも伝わります。

うちも、私が元気なさそうにしていたり考え込んでると、子どもが励ましてくれるのです。子どもは、親の顔や様子をよく見ています。

一方のDV加害者は、暴力行為の反省もなければ、さらには共同親権を利用して、子に関する重要事項の同意をしてくれず嫌がらせをして、二次的被害と支配が続くことも絶対に起こりえます。

 

そして、先月法制審でまとまったとされる「離婚後の共同親権導入を柱とする民法改正の要綱案」は、子どもの権利については全く議論されなかったそうです。

子どもの意思こそ、無視できることではないし、そこを無視したら「子の利益に資する」ような結果にならないことも起こりえます。

例えば、DV加害者に会うのを泣くほど嫌がる子どもを、その子の意思を尊重せずに、強制的に会わせるようなことをしたら、

子どもの心には、ストレスや不安が残りますし、周りを大人たちに対して恐怖心を抱くことにもなりますよね。

その状態を「子の利益に資する」なんてことを言えるでしょうか? 

誠実に、真直に考えて、そう言えるのでしょうか?

 

以下お願いです。

 

どうか、現状、離婚問題や親権問題になんら関連がないという方も、自分事として、そして子どもの目線で考えてみていただけたらと思います。

 

多くの弁護士や専門家も懸念や反対の意を示しています。

それなのに、それを無視する形で、法制審でまとめられてしまいました。 

このままだと、審議が不十分なまま、議会で決定されてしまいます。

 

ですから、結婚していない方も、結婚して幸せな生活を送られている方も、子どもの有無にかかわらず、皆さんに、

未来のこの国の子どもたちのためにも、DV被害者を支配の恐怖から救うためにも、

加害者が主体になって推し進めている共同親権導入を止めるために、ご協力・ご賛同いただきたく切にお願いいたします。

 

 

♯ちょっと待って共同親権 プロジェクト