チェキスタ界の三大巨匠
いわゆるライブアイドルの場合、ライブを終えたあとに特典会と呼ばれるチェキ会が開催される。
出演したアイドルやアーティストと有料でチェキが撮影できる特典会。それはファンにとって垂涎の時間であるが、そこではチェキスタとよばれるスタッフが暗躍する。
一般的に事務所のスタッフがチェキスタを担うことが多いが、ライブに出演していないアイドルやアーティストがその役目を担うこともある。
きせΩあん、すぎのなこ、あい。
私が出かけるライブでよく見かける名古屋を代表するチェキスタの3大巨匠である。
彼女たちは慣れた手つきでチェキカメラやスマホで撮影を行う。そのため彼女たちがいるだけでスムーズに特典会が行われる。まさにプロフェッショナルな存在である。
5月18日に開催されたまるちひより生誕祭。
残念ながらその日、きせΩあんさんの姿はなかったが、すぎのなこさん、あい。さんの姿があった。
しかし、手に持っているのは、いつものチェキカメラではなくマイクであった。
なんとチェキスタとしてではなく、演者としての出演てあった。残念ながら私は仕事があったため、アーティストすぎのなこを見ることができずとても悔しい思いをしたが、アーティストあい。を見届けることができた。あい。さんといえば、チェキ撮影のときに発生したゴミをスマホで撮影。自称アイドルグループ・Aqueurのふわりふわ子さんのスマホのロック画面を勝手にチェキフィルムのゴミに変更するほどのチェキスタ愛がある巨匠である。
そんなあい。さんがいつものチェキカメラではなくマイクを持った姿はまさにミュージシャンであった。
現在、バンド・Young Needs PiCNiCのボーカルとして活躍するあい。さん。
歌唱力は素晴らしく熱い。やはりチェキカメラよりもマイクのほうが似合う。
今回は定番曲以外にアイドル時代の楽曲も披露。
なんと幻のアイドル・1%のキセキ・神楽あみが復活した。
元神楽あみことあい。さんの熱い歌声にあわせてYoung Needs PiCNiCのベース・けーた氏がダンスを披露。フロアは歓声に包まれた。ただ彼はダンスより楽器のほうが似合っているようだ。
そして最後にあい。さんはオリ曲「時の果てまで」をまるちひよりさんに贈った。
明日を夢見る僕らは誰にも負けたりしないから
遠ざかってく過去も頬叩いてる今も未来へ続く
ほら、この手を繋いだ僕らは行くんだ
さあ、時の果てまで
それはいったんアイドル活動を休止するまるちひよりさんにぴったりの歌であった。
あい。ファン、まるちひよりファン、そしてゲストとして出演したアーティストのファン。歓声がひとつになった。
まるちひよりさんは誰にも負けることなくステージを進んでほしい。あい。さんも集まったファンも時の果てまで応援したいと思っているはずです。
今回の生誕祭が開催されたライブハウス・鶴舞daytripはタバコの煙が蔓延するので空気はあまり良くないが、音響は良い。
なかなか聴くことができないあい。さんの熱い歌声が良い音で聴けてとにかく嬉しかった。
10月13日・名古屋藤が丘 MUSICFARMにてあい。さんがメインボーカルをつとめるYoung Needs PiCNiC の1st one-man Liveが開催される。私はまだチケットを購入していないが、是非とも注視したいライブイベントである。
まるちひより生誕祭から3日後。伏見ライオンシアターにて開催されたなないろ∞ミルキーウェイ定期公演。
そこにはすぎのなこさんの姿があった。
しかし、手に持っているのはマイクではなく、残念ながらチェキカメラであった。
チェキスタとして暗躍する姿ではなくアーティスト、そして舞台俳優として活躍するすぎのなこさんの姿も見てみたいものである。