いざ参らん・卑弥呼!!
名古屋を拠点に活動するアイドルグループ「いざ参らん」。
このブログで度々紹介している「モードラ」の姉妹グループで、モードラと同じ株式会社RTCが運営する今、注目の女性アイドルグループである。
先日、「いざ参らん」待望の新曲「卑弥呼」が発表され、ファンの間で衝撃が走った。
「いざ参らん」とは、戦国アイドルグループ。
「群雄割拠のアイドル戦国時代を統一すべく日本のど真ん中名古屋に降り立つ大うつけ者アイドル」という趣旨らしいが、意味がよくわからない。
そんな彼女たちの楽曲。
CD発売が決定した「本能Z」や「伊賀甲賀」など戦国時代にまつわる楽曲を熱唱してきたが、新曲は「卑弥呼」。明らかに戦国とは時代が異なっており、前述の趣旨から逸脱している。
また、インパクトがある歌詞が特徴。
「高床式にロマンを」という歌詞。
そもそも高床式倉庫は米などの農産物がネズミなどから被害を受けないようにするため、敢えて床を高くしたものであり、決してロマンを追い求めていたからではない。
「環濠に夢を」という歌詞。
そもそも環濠は防衛するためのものであり、夢を追い求めてつくったわけではない。
「思いを馳せる 憧れの土地 吉野ケ里」という歌詞。
そもそも、邪馬台国が佐賀県にある吉野ケ里遺跡にあったという確証はない。近畿地方ではないかという説もある。
「トゥナイト トゥナイト just are you ready?」という歌詞。
そもそも卑弥呼の時代、英語そのものがない。
こんな感じでツッコミどころがかなりある衝撃的な歌詞であるが、インパクトはとても重要。群雄割拠のアイドル戦国時代を統一するためには、ありきたりのことばを並べた楽曲より「攻め」の姿勢が重要。
ただ、気になるのは
「キラキラ王道アイドルになりたかったゆちゃん」という「いざ参らん・葵優里さん」のツイート。
王道アイドルといえば、乙女心を描いた歌詞が多い。
しかし、現実は卑弥呼である。
「銅鐸に魅せられては今日もまた縦穴で眠る」という歌詞は卑弥呼の乙女心なのかもしれないが、キラキラはしていない。
このツイートを見たとき、王道アイドルになりたかった葵優里さんが卑弥呼という現実をうけとめているのか少し不安になってしまった。
このように、アイドルっぼさは全くないが、「いざ参らん」の「卑弥呼」はロックサウンドが素晴らしい名曲。
3月27日には念願のCDがついに発売される「いざ参らん」
王道ではないが、今後、大注目の戦国アイドルグループである。