桜餅を食べる夜 | 林瀬那 文庫 〜あなたへの物語の世界〜

林瀬那 文庫 〜あなたへの物語の世界〜

作家の林瀬那です。

私が
描いた物語を載せてます。

本棚から本を手にするように
自由に読んで下さい。

よかったら
コメント欄に感想書いてくれると
すごく嬉しいです。







今日という日よ

こんにちは




お久しぶりです

作家の林瀬那です







しばらく

ブログを書いていなかったのは

私が

他の原稿に夢中になっていたせいでして


改めて今日は

39日なので

ブログを書こう

と思った次第です





そうです

今日は

39


つまり

明日は

310日です









ここ最近

私は

39日の夜に食べる桜餅を

吟味する為


毎日のように

桜餅を食べておりました






2年前の春に

先生に

金子みすゞのおすすめの本があったら

貸してくださいと懇願し


金子みすゞの

良本をお借りしたことを

なんだか

朝から思い出しておりました





猛烈に忙しい日々の中

私は

仕事の移動時間に

金子みすゞや

いろんな書物を読みました





おかげで

移動時間も苦ではなく

逆に

時間を惜しむように

読書の時間にあてられ


私の

金子みすゞさんの距離も

少しずつ近づきました





あの頃

本当に

むさぼるように

金子みすゞさんのことを

深く知りたくて

知りたくて


手当たり次第

手に取りました





金子みすゞの本を読むと


なぜか

私は

心が揺さぶられ

熱く感動し

涙が出そうになるんです




自分でも

どうしてなのかわからないけれど

私は

彼女の文章や


彼女のことが丁寧に書かれた文章を読むと

哀しいわけでもないのに

泣きそうになるんです


涙が

自然と

込み上げてくるんです





それは

今でも

全く変わらないことで







たくさんのいろんな出来事があり

昨年の秋に

矢崎節夫さんにお逢いすることができ


私は

ずっと聞きたかった

みすゞさんのことも

聞けました








そして

今日


39日の夜に

私は

金子みすゞさんのことを想いながら

ひとり

部屋で桜餅を食べます








今年は

念願だったお墓参りに行きますね

みすゞさん


桜餅が

まだ売っていれば

桜餅

買っていきますね



あなたが

桜餅を好きだったのかどうかは

分かりませんが



あなたが

最後に

家族と食べた桜餅を


私は

あなたと

食べたいと思ってしまうのです






春に

お墓参りに行きますね


どうか

その日も

お墓に居て下さいね





私は

あなたの詩と出逢い


こんなにも

明日を

待ち遠しいと思う日々を

過ごしております





心からの感謝を

どうしても

あなたに

伝えたいです











最後まで読んでくださって

ありがとうございました



あなたの大切な

人生の時間を

共有できていること

心から感謝しています



あなたの

今日という日が

そして明日が


美しい光に

包み込まれますように




では

またね