【日常】タイムカプセル【腐女子・ヲタネタ】 | +++ 三度のメシより ~腐女子の萌え語り +++

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声萌え 腐女子の萌え語りブログです。 中井和哉サマ、佐和真中サマ、内山昂輝サマ   絶賛応援ちう!



秋がやってきた。

涼しいうちに、部屋の不要物を整理しよう。



「うぅわ、ナニコレ、懐かしい! 某男性アイドルをネタにした同人誌デテキタコレ!」
「うぅわ、マジカ!? ちょ、片付けそっちのけで読みふけっちゃイカンだろ」

「だってさー、アノ頃、萌え転がってたの、懐かしくてさ」
「あぁ、まぁ、確かにな、初めて『同人誌』を作ったんだったよね」

「うんそう。ぶっちゃけ、以前はアイドルなんてクソっくらえ! 状態だったから」
「なのに、同人誌作るほどハマった過去、黒歴史なw」
「黒いよ、黒歴史。いくら素人だったからってさー」
「怖いもの知らずとはアノ頃のアンタんことだね」
「そうだよー、自分の文章で人を萌やせると思ってたw」
「つかー、素人怖ぇえええ」
「…ん、初期作品、総じて一人称文体じゃんね」
「今、自分は一人称文体嫌いなくせにw」
「マジで。確かに自分で書いたものなんだけど、まるっきり他人の作品状態」
「しかし手刷りのコピー本だと言っても、無茶してたな」
「いや、ほんと、無茶してたw」
「コンビニで両面コピーして紙づまりおこしたりな」
「バイトの兄ちゃんに不審な目で見られたよw」
「マイナーカプだったし、コピー本の弱小」
「それでも何人かの方から、ファンレもどきをもらったよ」
「ナマイキw」
「いやもう、面目ないw。今でも実家にとってある」
「ありがたいやね。今みたいにネットとかあんまなかったから」
「遠すぎる過去…。あんときは若かったし、情熱だけはもてあましてたな」
「今そんな情熱ないだろw」
「体力が落ちただけ。やりたいよ? 今でもうっすい本出したい」
「現実無理だろ。一昨年の冬コミでドン引きしてたしな」
「田舎の即売会とは規模が違うから。申し込んで必ずスペースとれる田舎とは」
「確かにな」
「しかし、もう情熱だけで突っ走ってた若さはないわけで。
今、あんな怖いもの知らずな本なんてとてもとても出せない。
タイムマシンでアノ頃に戻って、自分にストップかけたい」

「そんなに? やってて楽しかっただろが」
「楽しかったよ! トモダチもそこそこできた。
共通の趣味(人におおっぴらに言えなくても)あると
こんなに楽しくて、トモダチになれるんだって実感したもん」

「今やるならジャンルはなによ? もうナマモノは興味ないでしょ」
「ないw。どうやっても二次元だな」
「別にさ、本作らなくても、ブログとかでやっちゃえばいいじゃん」
「んー、なんつかさ、そこは変なこだわり? そゆのがあってだな」
「こだわり」
「そう、本作ると、お金出して買ってもらえるわけよ」
「守銭奴w」
「違う! ブログの文章って、タダで読めるじゃん。
タダってことはだな、重みがねぇんだよ」

「どゆこと?」
「ナマイキだけど、お金を出しても読みたい! って文章を書きたいの。
それがたった一人でもいい。同人やってた頃、
お金を出して本を買ってくれて(200円とかのコピー本でも)
次回作期待してます! とかの感想お手紙とかもらえてさ」

「あー」
「あーゆーのを経験してしまうと、もうね、タダで書きたくない」
「守銭奴w」
「だから違うんだってば! タダの軽さっつかさ」
「なんとなく、いいたいことはわかるけど」
「今本出すなら、そりゃもう、おっかなびっくり、慎重にだな。
しかし、アノ頃よりも、装丁とかはもっとちゃんとしたの出すよ。
脅威の横書き文章とかw。ありえねぇからなー」

「素人怖いなw」
「なw。よくあんな本買ってくれた人いたよ」
「まさに、今日はタイムカプセル掘り起こしたな」
「腐女子だけに、掘り、起こしたw。
ほんでも、なにかを揺さぶられたね。体の芯の部分のナニカ。
アッチィよ、奥が。今晩眠れっかな」

「明日の朝までぐっすりだろw」




むずむず、する。