2月25日(木) 続き

道の駅をあとにして、今日のお宿がある和倉温泉街へ。

再び天気は雪景色になります。

 

和倉温泉は開湯1200年の歴史をもつ、北陸屈指の温泉地です。

もともと海の沖に噴出した温泉を漁師が見つけたと言われています。

 

慶長16年(1611)、加賀藩2代藩主 前田利長公が、

腫物の治療のためその湯を取り寄せたことから評判が広まりました。

 

寛永18年(1641)、加賀藩3代藩主 前田利常公により湯口の整備が命じられ、

利用しやすいように周囲を埋め立て「湯島」を造らせました。

 

その後明治12~13年に埋め立てが進み、和倉温泉は「陸続き」となります。

 

そうか、ここは埋め立て地だったのか( ゚Д゚)

 

◇石川県七尾市/和倉温泉 加賀屋

そんな和倉温泉の加賀屋を知らない人は少ないのではないでしょうか?

「ホスピタリティ」の研修で、加賀屋へ宿泊研修される企業も多いかと思います。

 

「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で36年連続総合1位をとっている

加賀屋の「おもてなし」は、企業研修をやっていた時代によく耳にしていました。

 

そして、和倉温泉は幼いころ祖母によくつれてきてもらった思い出の場所でもあり、

この加賀屋さんも泊まったことがありました。

(正直あんまり記憶はありません。)

 

加賀屋は明治39年創業。

総数232室のかなりの大箱な老舗旅館です。

 

到着したら車を預け、チェックイン。

スムーズな手続きですぐにお部屋へ案内してくれました。

 

担当のお部屋係の方が抹茶とお菓子を出してくれます。

このあと一息ついたころに、緑茶もだしてくれました。

 

 

加賀屋の中からみる温泉街の風景はこんな感じ。

 

 

今回のお部屋。

 

 

到着した時はまだ廊下でお香がたかれていました。

次の日、宿をでるまで廊下はよい香りに包まれていました。

 

 

さて一息ついて、加賀屋の案内をみていたら

館内の美術品を解説してくれる館内ツアーがあるとのこと( ゚Д゚)

 

なにこれ、行きたい!

所用時間は1時間。

・・・夫は耐えられまい。

ならばっ!

 

ということで、一人で参加。

 

お部屋係の方が予約を取ってくれて、集合時間へ指定された場所へ向かいます。

50人弱程の方が集まっていました。

2グループに分かれて、トランシーバー?を耳につけ、解説を聞きながら館内の美術品を見ていきます。

 

これ、本当にオススメです。

解説がなかったら見向きもせずにスルーしているものが多々。

1900年代の美術品が多く、人間国宝が作られたものも多数あります。

全てを説明すると1日以上かかるんだとか。

なのでこのツアー、複数回参加しても楽しめるようです。

お話してくれる加賀屋の方もトーク上手で、かなり楽しい時間でした。

 

写真が沢山あるので、最後にUPしますね。

 

 

館内ツアーを満喫したら、温泉へ。

 

温泉もさすが大箱です。

男性は三階建て。

女性は二か所、そのうち一か所は内湯1つに外湯が2つ。

人はたくさんいても、混んでる感がしない。

 

清潔感もあって、アメニティーからタオルやらも困らない。

手ぶらでふらっと入りにいけます。

 

 

夕飯はお部屋食。

こっからスタートして、

 

 

このデザートで終わりました。

 

 

中間の品は、食欲に負け、撮影されることはありませんでした。

まぁ、いつものことですね(*´Д`)

 

 

さて、暇になればお土産物屋さんへ。

銘店巡り「錦大路」は加賀屋が館内に設けている全長80m、1,000坪のショッピングゾーン。

 

ちょっとした市みたいで、そこにいるだけで楽しくなります。

外が雪で出られなくても、十分楽しめる!

 

錦大路には、お地蔵様の祠や・・・

 

 

お社もあります。

 

 

 

さて予約したときに、コースについてたけどあんまり気にしていなかったのが「雪月花歌劇団」のショー。

 

せっかくなので夕食後、行ってみることに。

お部屋係の方がシアタークラブの入口でお迎えしてくれて、席に案内、ドリンクを持ってきてくれます。

 

「雪月花歌劇団」は加賀屋専属の歌劇団で、宝塚的なショーを見せてくれます。

ダンサーは全員女性。

年配(40代くらい)の方が1/3くらいで、すごいなーと思いました。

体のしなやかさとお肌がうらやましかったです。

 

内容も悪くなかったですよ。

若い子の中には演出に引いてる子もいましたがw

おじさま・おばさま達は楽しんでました♪

 

この「雪月花歌劇団」は有料のショーになりますが、

他にも「祭り小屋」で無料のショーをやっていたり、

夜はラウンジでライブもしています。

 

寝る前に温泉にいってあがったら、ラウンジでのライブが始まるところでした。

 

 

宿泊・食事はもちろん、ショッピングに温泉、スパにエンターテイメントが盛りだくさんで、

館内で過ごすだけで十分満足できます。

 

これって、クルーズ船みたい!

もしくは、ディズニーランドみたい!

 

加賀屋の財務諸表、見てみたいなぁ。

 

 

さて翌朝、外はまた一面雪。

 

 

朝食もお部屋食。

 

 

七尾湾に面したラウンジで一仕事すませてから、加賀屋を出発しました。

写真はラウンジからの風景です。

 

 

 

◇「館内は美術館ツアー」

最後に参加した館内ツアーの写真を全てUP!

1時間かけて、これらの美術品を解説を聞きながら見てまわりました。

 

まずはラウンジの壁面に施された輪島塗の装飾。

 

演奏もされるグランドピアノも工芸品。

 

ラウンジのキャッシャーの上の書。

 

フロントの下も輪島塗。

 

エレベータからみえる超巨大な加賀友禅。

 

こちらも加賀友禅。

 

ラウンジの床とテーブルは九谷焼。

 

茶室にある書や軸。

ちなみにこの茶室は茶会の時に使われます。

 

こちらは能舞台。

お正月には能が舞われます。

結婚式なども行えるそうです。

 

他にも・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とまぁ、盛りだくさん!!

加賀屋に泊まる方には、強く参加をオススメしたいですヾ(@°▽°@)ノ

 

<つづく>