平成最後の日となり、

明日から令和の時代が始まりますね。

GWということで、旅行におでかけの方もおいでになると思います。

 

公益社団法人 日本糖尿病協会のHPには、

糖尿病患者さん向けの「海外旅行用 英文カード(Diabetic Data Book)」

のご案内が掲載されています。(PDFでダウンロード可能です)

 

低血糖を起こし体調不良になった際には、

砂糖(ブドウ糖)を含む飲み物等が必要であること、

摂取をすれば、通常10分程度で症状が緩和することなどが、

英語・フランス語・スペイン語・中国語・ハングル語の5ヶ国語で表記されていて、

最近の血糖値を含むベーシックな基礎データや、

かかりつけの医療機関名と医師名を記載することができます。

日本から海外に出かける患者さん向けのカードですが、

こうしたカードは、インバウンド、

日本を訪れる外国人旅行者がお持ちになっている場合もあります。


 

糖尿病患者さんと医療スタッフのための情報サイト糖尿病ネットワーク

「糖尿病Q&A100 低血糖の対処法」には、

「軽症の低血糖であれば、ブドウ糖を口にすれば10分程度で回復します。

ブドウ糖は錠剤やゼリー状になっているものが薬局で売られていますし、

スポーツ飲料などにも含まれています」と紹介されています。(栄養成分表示の確認要)

 

既往症に関する多言語の情報共有カードは、

患者さんとご家族にとって有用であるだけでなく、

低血糖等に関する基礎知識を持つことで、周りの人々にとって、

非常時・緊急時のサポートの方法をあらかじめ学ぶ機会に繋がります。


疾患・治療に関するご相談は、かかりつけの医師と専門の医療機関にお寄せください。