「そうです。兄弟よ。私は主にあって、あなたから益を受けたいのです。私の心をキリストにあって、元気づけてください。」
(聖書箇所 ピレモンへの手紙20節)
この手紙はピレモンと言う方に対して、パウロが獄中で導いた人であり、またピレモンの奴隷でもあったオネシモという人をそちらに再び送り返すゆえ、よろしく頼みます。と言った内容の手紙であります。
19節の「あなたが今のようになれたのもまた、私によるのですが、そのことについては何も言いません。」と言った箇所を読むと、このピレモンもパウロによって導かれた、いわば、パウロの弟子のような存在だったようです。
ですから、その弟子に向ってパウロは今、励ましを懇願しているわけなのです。
多分、パウロ先生は獄中の生活に疲れ果ててしまい、自分の弟子に対してすら、先生面をしている場合ではなくなったのだと思うのです。
私は時に先生面しているパウロが鼻につく時があるのですが、このような疲れきったパウロは正直で、ありのままで、私は大好きだ、