好きな人に好きといえる。
これはどんな人にとってもあるときは難しいと思います。
しかし好きな人のことを好きと思える。
これならば誰にでも当たり前のように出来ると思えるかもしれませんが、抜毛症にかかったことがある人ならわかると思いますがなかなかそうもいかないのです。
抜毛症患者は傷つくのが怖くて(昔の私のことですが)「ありのままの現実」から逃げてばかりいるので好きな人のことを好きと思えることが出来ないのです。
好きな人に好きと言って振られたら傷つくから、無意識のうちにそう思うことからも逃げているわけなのです。
抜毛症の患者というのは、無意識のうちに自分の中の「好き」と言う感情よりも、決して傷つくことのないうまくいく恋愛のほうを選ぶ傾向があるのです。
しかしこれもまたストレスとなって抜毛のほうに向かっていったりするのです。
笑われたり、恥をかいたりすることと並んで、失恋というのは抜毛症の最もよいセラピーになると思います。