この間日本史上最短7戦目でボクシングの世界チャンピオンになった井岡一翔選手の叔父さんにあたる人はやはり、ボクシングの世界チャンピオンであった井岡弘樹さんです。
井岡弘樹さんを世界チャンピンに導いた名トレーナーはエディ・タウンゼントさんという方であり、また、あのガッツ石松さんもこの方からボクシングを教わったということです。
私はちなみに、下半身も暴れん坊だった小田さん(すみません、小田さん・・・・。でも、この方教えるのは上手でしたし、思いやりのある人でした。)と現在は八王子中屋ジムの会長さんである中屋さん(その当時はトレーナーだったので、そう呼ばせていただいておりました。この人に最初に会ったときそのあまりにろれつの回らないしゃべり方から、私はこの人のことを本物のパンチドランカーかと本気で思ったのですが実はその原因は単に酒の飲みすぎだということが後に判明したのでした。でも、この方も教えるが上手でしたし、また、二回もプロテストに落ちた落ちこぼれの私が合格することができたのはこの方のおかげなのです。)から、ボクシングを教わりました。
さて、このエディ・タウンゼンンさんはクリスチャンでもあったのですが、このエディさんは自分の教えの子のボクサーが試合に勝ったときは早々と引き上げ、祝賀会などには一切顔を出さなかったと言うことです。
でも、教え子が負けたとき、彼は必ずその敗者であるボクサーのそばにいて、彼をなぐさめたそうです。
あるときエディさんは次のようにいったそうです。
「勝ったときは友達おおぜいいっぱい出来るから、ワタシいなくてもいいの。
誰が負けたボクサーを励ますの?
ワタシ負けたボクサーの味方ネ。」
私はこの言葉を聞いた時、コーチと言うのは技術の伝達も大切なのでしょうが、しかしそれ以上に大切なのは、きっと教え子への無条件の愛なのだろうなと感じたのでした。
読んでくださった方々、ありがとうございます。感謝します。