SYAYCステイシー バブル 英語バージョン!
デビュー以来、ヒット曲を連発しているガールズグループ、ステイシー/STAYC/스테이씨。 今、大人気のバブル/BUBBLE/버블 には英語バージョンがあります。 今回はこちらをご紹介します。
この動画で表示される歌詞はおそらく公式で正しいのでしょう。しかしながら、よくあることですが、英語として変な部分がいくつも見当たります。 そこを必要最小限に、学校英語でもほぼ間違いない程度に修正しました。ただし、歌詞中に黒い文字の部分がありますが、そこばかりはどうしようもありませんでした。歌詞と和訳の後に考察したいと思います。
LYRICS/和訳
Check it out now
S-T-A-Y-C, go
Iffy, yo, iffy, yeah 疑わしいな、微妙ね、
I'm feeling some type of way ある種、そんな気分
I'm too this, I'm too that 私があまりにもああだ、こうだと、
Whatever you say I am 私についてあなたが何と言っても
Where you're at? ETA 今どのあたり?およその到着時間
I don't even gotta wait 待っている必要すらない
Listen up, listen up よく聴いて、よく聴いて
I just wanna be myself 自分らしくいたいだけ
Let'em talk, let'em hate 言わせておいて、憎ませておいて
I don't care, I'm not afraid 気にしないわ、怖くないわ
You know, I know わかるでしょ
They're just gonna fade away 徐々に消えていなくなるもの
Let it go, elevate 放っておいて上昇しましょう
Everyday I make my way 毎日わが道進んでく
Can't nobody take away my love 私の愛を獲れる人は誰もいない
동그라미 Yes, you do トングラミ(まる)、あなたはそうする
Trying to lock me in a bubble 私を泡の中に閉じ込めようとする
I'm breaking free 私は自由に飛び立つ
Hey, baby, take my hand さあ、ベイビー、私の手をとって
We're popping, ain't nothing can bring us down 私達は弾けて誰も抑えられない
They're talking, bubble, bubble, bubble 彼らはブクブク何か言っている
They're talking, bubble, bubble, bubble 彼らはブクブク何か言っている
We pop it, bubble, bubble, bubble 私達はその言葉を弾いて泡にしちゃう
Too much talking 話し過ぎ
But no walking so I walk away だけど歩かないから私は立ち去る
Who's gonna stop me? 誰も私を止められない
That's a topic for another day 明日の話題になるでしょう
You could love or hate 愛するかも知れないし、憎むかも知れない
Baby, I will never change my ways ベイビー、私は進路を変えないわ
Can't nobody do it like me 私を誰も止められない
I'ma stay the same 同じ状態を維持するわ
REPEAT
They say I'm in trouble (Trouble) どうやら私は困っているようだわ
They bunch of bubbles, 彼らは泡を束ねても
it ain't no problem, 全然気にならない
don't you worry 'bout 心配する必要なんて無い
That's me, hm, so what? それが私よ、だからどうした?
I'm one of a kind and I like it this way 私は独特でこうするのが好きなの
REPEAT
歌詞中の変な英語
歌詞の前に述べたとおり、歌詞中の変な英語について書きます。
いくつかあった文法的に変な部分はたいていが、be動詞 are が入るべきところに入っていなかったところでした。
しかし、この文だけはどう説明すればよいのか分かりません。
I don't even gotta wait
gotta は got to を口語風に一語にくっつけた語です。ですから過去の文と見ることができます。しかし、多くの場合は現在完了形として、have got to → 've gotta → gotta と、実は have が完全に消えてしまった現在完了の文として使われる可能性が高いのです。 紛らわしいのは、have got to は義務(しなければならない)という意味の have to とほぼ同じ意味なのです。ですので、次のどちらかのように書くべきだったと思います。
I haven't even got to wait.
I don't even have to wait
「私は待つ必要すらない」
要するに、have to か have got to を否定形にするところで間に even が入ることによってか、混乱が起こって間違えたということだと、管理人は断定します!冒頭には「どうしようもない」と書きましたが、こう書きながら思ったのは、上記、どちらかの文に変えて歌えば正しくなりますね、音は若干変わりますけど。
余談です
昔、K-POP出現以前、J-POPの英語の歌詞に変な英語が多いという話をよく聞きました。 K-POP も最近はオール・イングリッシュの曲でビルボードにチャレンジするほどの英語ブームみたいになっています。
その代表格といえるBTS や ブラックピンク/BLACKPINK の曲は、アメリカのスラングが使われている場合があるとしても、ネイティブ・スピーカーが作詞に関わっているので変な英語はないのではないかと思います。
しかし、まだ世界に挑戦中の新しい K-POP 曲の場合、それもオリジナルは韓国語でその英語バージョンという場合は、英語の歌詞には手抜き的な部分が出てくるのは仕方ないところでしょう。 ステイシー/STAYC/스테이씨 にとって恐らく初めての英語バージョンであるこの曲でも トングラミ/동그라미 をそのまま残したところに、その一端が見え隠れしています。おそらくはネイティブ・スピーカーは関わっていないのでしょう。わかりませんが。
このような感覚をかつて何年も前に持ったことがあります。それは、この曲のときでした。
愛するシークレット/SECRET/시크릿 のメインボーカル、ソン・ジウン/송지은 が意表をついて発売した Tell Me/テル・ミー。 6年も前のことです。この曲自体は好きですが、歌詞中、ところどころに入っている英語がメチャクチャ。意味不明なのです。
そして、さらになぜかこの曲には英語バージョンが作られました。シークレット/SECRET/시크릿にはそれまでなかった英語バージョンが登場したのです!そのときは嬉しかったけど、歌詞を見たら大ショック!なんだ、この陳腐な、よくわからない英語詞は!
当時の僕ならシークレット/SECRET/시크릿のメンバーの英語曲が出たら、大喜びで記事で紹介したでしょう。でも、歌詞があまりにもひどくて恥ずかしいので紹介できませんでした。その記事では英語バージョンの存在すら言及せず、インストバージョンを紹介していたのです!
ここで、その英語バージョンをご紹介しますので、興味ある方は聴いてみてください。