사회적 거리두기:Social Distancing
ココソリ/코코소리/CoCoSoRi のソリ/김소리/SORI がユーチューブで「 ソリが教えます!"社会的距離置き"」というタイトルの動画をアップしました。 タイトルが日本語で表示されますが、韓国語ではこんなタイトルです。「소리가 알려드려요! 사회적 거리두기란?」
この動画の聞きなれないタイトルに首をかしげながら本動画を見てみると、次のようなハングルが表示されました。
사회적거리두기.
さふぇじょっこりとぅぎ
これを漢字表記すると、
社会的距離とぅぎ
最後のひらがなのところは固有語なので、漢字がありません。 「置く」 は韓国語で 두다[とぅだ]で、これを名詞化語尾に変えると 두기[とぅぎ] になり、日本語に訳すとこの部分は訓読みにして、「社会的距離置き」となります。
おそらくは、英語の social distancing という語を韓国語に訳したものと推察します。
social distancing は physical distancing とも言い、意味は他人との距離を一定に保つことです。
日本語では、最新の週刊誌のアメリカ情報記事の中で 「ソーシャル・ディスタンシング(社交距離の拡大)」と訳されていました。(週刊文春4月2日号 p.88 町山智浩の言霊USA)
これは、まさに新型コロナ肺炎が世界中で大流行をしている中で、感染や二次感染を防ぐための対策を表し、距離だけの問題ではないようです。
同じ動画では、7項目の課題が提示されますので、その内容を見てみましょう。 日本ではあまり強調されていない注意点もあるので、韓国ではこのような認識だということを参考にして、皆さんも新型コロナウイルスに感染しないように自衛しましょうね!
1.集いは当分の間自制すること
~모임[もいM] は、人々が集まるあらゆることに使われます。会議も、パーティーも、集会も、少人数での集まりも集いも。
2.小商工人のためにお持ち帰りで家で食べること
~これは外食するときの話で、レストランには人がたくさん集まるから行かない方がいいけど、小さなお店(小商工人)が大変になるから、行って、注文して、テイクアウトして家で食べること。韓国の個人経営のレストラン等では、食べ残しをテイクアウトすることが当たり前に行われているので、どんなお店でも対応できるんですね。
3.宅配の荷物や食事は先払いにし、直接配達員とやりとりする場合はその後すぐに手を洗うこと
~先払いはおそらくは電話やネット上でのカード決済のことでしょう。配達員との接触をなるべく避けようということです。
4.家に帰ってきたら上着をはたいて手を洗うこと
5.食べ物は各自が自分の器に入れて食べ、口をおさえて対話すること
~家で家族と食事するとき、また、会話するときの注意です。 韓国ではスープとかおかずを家族でひとつのなべや器の中のものを直に箸やスプーンで取って食べることがあります。まずは自分の小皿などに持ってきてから箸を付けろということですね。そして、上の写真はまさに口を押さえてる場面ですが、つばが前に飛ばないように押さえるということです。
6.共用施設ではマスク必須、接触時はすぐに手を洗う
~ 外出時はマスクを着用し、ビルのエレベーターのボタンや、エスカレーターのベルトとか、手で掴んだのであればすぐに手を洗おうということです。
7.個人用品も消毒必須
~ここでは自分のスマホなどもマメに消毒するように言っています。 プラスチックや金属などに付着したウイルスは長時間生存するといわれていますので、上着と同様にすぐに消毒しろということです。
動画ではこれに続いて、家の中でできる、スマホアプリを使った運動を紹介してくれてます。
では、この動画を見て確認してみましょう。日本語の字幕を表示できますので、お楽しみください!
注意 動画の最後の方の字幕の中に「引きこもり」という語が出てきますが、日本で社会問題になっている「引きこもり」ではなく、普通に仕事をして社会生活を送りながら、休みの日に外へ出たがらず、家で楽しむことが好きな人を現していますので誤解なさらないでくださいね。そういう性格の女性、女子を 집순이 [ちBすに]と言います。 순이[スニ]は日本語で言うところの花子みたいな名前です。ちなみに、男性、男子の場合は 집돌이[ちBとり]。