John Lennon "LOVE" | 韓国語 英語トリリンガル♪楽習ブログ

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ジョン・レノン の 愛:LOVE

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今日はジョン・レノン/John Lennon が殺害された命日で、37回忌にあたる日です。ですので、恒例のジョン・レノン/John Lennonについての記事を書きます。

今日は LOVE というシンプルな曲をご紹介します。

この歌はビートルズが正式に解散した後、1970年12月に発売されたソロアルバム、ジョンの魂に収録されています。全曲、ギター、ベース、ドラムス中心のシンプルな編成で録音されたアルバムの中でも最もシンプルな演奏で、歌詞もメロディもシンプルなこの歌。ジョン・レノン/John Lennonの生前にはただの小作品と思われていましたが、ジョンの死の2年後に発売された彼のベストアルバム、ジョン・レノンコレクション/John Lennon Collectionに収録されると同時にシングルカットされ、テレビCFにも使われたことで一躍有名になりました。

 

実は、1971年にアメリカのレターメン/Lettermen という人気男性コーラスグループによりカバーされて欧米で小ヒットしたことはあったのですが、日本ではこのアルバムを購入したファン以外にはほとんど知られていなかったと言えるでしょう。

 

 

歌詞はbe動詞、それも is be だけが動詞として使われ、中学生レベルの単語だけで書かれているシンプルなもの。ビートルズ/the Beatles 解散間際にジョンは、Abbey Road 収録の I Want You (She’s So Heavy)Because のようにシンプルな歌詞を好む傾向にありました。小野洋子夫人を通して松尾芭蕉の影響を受けてのことだと思います。

 

 

"Love"

Love is real, real is love
愛は真実、真実は愛
Love is feeling, feeling love 愛は感じること、愛を感じること
Love is wanting to be loved 愛は愛されたいと思うこと

Love is touch, touch is love 愛は触れること、触れることが愛
Love is reaching, reaching love 愛は届くこと、愛に届くこと
Love is asking to be loved 愛は愛してくれるようにお願いすること

Love is you 愛はあなた
You and me あなたと私
Love is knowing 愛は知ること
We can be 二人がひとつになれることを

Love is free, free is love 愛は自由、自由は愛
Love is living, living love 愛は生きること、愛を生きること
Love is needing to be loved 愛は愛される必要があると思うこと

英文法

Love is real は 主語+動詞+補語 の 第2文型ですが、それに続く Real is love というのは倒置表現であって、同じことを言い換えているに過ぎません。翻訳では Real が名詞の「真実」になっていますが、和訳をそのまま英語に戻すと、Reality is love のようになるはずです。ただ、Reality の代わりに、リズムの関係でReal をあえて使った可能性もあります。

他の形容詞、free があり、この場合も倒置ですが、Free is love = Freedom is love という意味で使っている可能性もあります。

他は –ing 形の feelingliving が同じ位置で使われていますが、この場合はどちらも倒置ではなく、動名詞句であり、後半で love は動名詞の目的語になっています。

    Feeling love 愛を感じること
    Living love 愛を生きること

第1節の2番目には touch があります。これは動詞と名詞の両方で使えますが、「感触」という意味の名詞として使われています。

第1,2,4節の最後の行にも動名詞が使われていますが、こちらの目的語は全て 受け身の to 不定詞です。
    wanting / asking / needing to be loved.

第3節、転調部分の 第3節には love is knowing というのもありますが、このknowingも動名詞です。

この歌詞では たまたま be動詞の後に –ing が来てるのが多いので、現在進行形と勘違いしやすいので注意が必要ですね。

 

正式録音盤の以前の音源。声がハッキリ聞こえます。

 

 

Lettermen のカバー

 

 

The Cure 独自のスタイルでカバー。

 

 

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