ブルコギと焼肉 単語要素の比較
現在、

焼肉は韓国語で불고기[プルコギ]です。日本語は「焼いた肉」。韓国語は火が無ければ焼けないだろうということで、「火の肉」。似たような表現でも、日本語が「焼く」という動詞を使っているのに対して、韓国語は「火/불」という名詞を使っています。
どうも両国の単語構成を比べてみると、日本語は動詞にこだわり、韓国語は名詞にこだわる傾向があるようです。
同じような例を挙げると、


掛け時計 「掛ける」 벽시계[ピョッシゲ](壁+時計)
置時計 「置く」 탁상시계[タッサンシゲ](卓上+時計)
歯磨き粉 「磨く」 치약[チヤク](歯+薬)
入れ歯 「入れる」 틀이[トゥルイ](枠+歯)
おにぎり 「握る」 주먹밥[チュモッパブ](拳+ご飯)
のり巻き 「巻く」 김밥[キムパブ](のり+ご飯)
雑煮 「煮る」 떡국[ットックク](餅+汁)
言語とは杓子定規に割り切れるものではないので、当然例外も多数あります。


자물쇠[チャムルソェ](閉じる<잠그다>+鉄)―錠前
열쇠[ヨルソェ](開ける+鉄)―鍵
これから韓国語の単語を学ぶときに意識して比べてみると面白いことでしょう。

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