五十音ハ行の不思議
タ行の子音は三つ以来の五十音ネタです。直前の記事、韓国語の不思議―清音と濁音の区別は?で清音と濁音について書きましたが、お気付きになられたかと思いますが、바は「ぱ」か「ば」と読むと書いていたはずです。両方とも「ハ行」ですが、ハ行の清音は当然「は」な訳です。が、韓国語ではㅎの音です。また、「ぱ」の行は日本語では清音でも濁音でもない、唯一゛ではなく゜をつける半濁音と分類されています。
対して、



無声音 有声音 ハングル
K G ㄱ
T D ㄷ
P B ㅂ
ch J ㅈ
ご覧の通り、有声音というのは声帯を震わせて発する音のことです。上記から漏れている「ハ行」は有声音に分類されますが、韓国語では、ハ行を表すㅎは、母音ㅇの激音という位置づけになっています。ch J ㅈ
では、なぜ五十音の中で「パ行」は清音の地位を獲得できなかったのでしょうか?そして、なぜ口を閉じないで発音できる「ハ行」のバリエーションのような濁音と半濁音は口を閉じないと発音できない音になったのでしょうか?それも半濁点(゜)というのを作ってまで!日本語に詳しくない僕にとっては不思議でしょうがありません!