私はまだ肌寒い3月の初旬に帝王切開で生まれました。
左足の脛辺りと背中からお尻にかけて生まれつき痣があります。
母の妊娠が発覚してから私の実父は、「それは俺の子じゃない」と実母に告げ色々あった末離婚しました。
そこからは私が4才くらいの頃までシングルマザーで母と兄と私とで団地暮らしをしていました。
私が年長さんくらいの頃でしょうか、母親が知らない男性を連れてきて「結婚する」と言い出しました。
私は生まれて一度も父親の存在を知らなかったし、周りが両親いる中自分だけ片親で少し寂しい思いもしていたので結婚に反対はしていませんでした。
それからはすぐその男性と一緒に住むこととなり、生活が一変していきます。
異変を感じ始めたのはその夏か秋かの頃でした。
当時小学一年生だった兄がおでこから血を垂らしながら泣いていたのです。
どうしたの?と聞くと「パパに殴られた」と。
その直後の事はなぜか覚えていないのですが、その数日後から兄は児童相談所の方に保護されたと聞きました。
兄が居なくなって、
次は私かもしれない
そう思いました。
しばらくして私はその新父に、ノート一冊いっぱいに五十音を綺麗な字で書くように強制されました。
「綺麗な字を書けるようになれ、お前はアイツ(兄)とは違うからできる」
そう言われ、保育園から帰ってからノートに手を付け、一冊ぎっちり丁寧に五十音を書き終わるまで寝かせても貰えませんでした。
どうしても眠気に耐えられずウトウトしていたり、寝落ちしていたりすると水をかけられたり、強めにデコピンされるようになっていました。
同年の冬頃でしょうか、兄が帰って来ました。
母が児童相談所の方に頻繁に連絡し、もう同じ事をしないという約束のもと帰されたみたいです。
それからは特に兄が殴られる事もなく、私が五十音を強制される事も無くなりました。
これが私が生まれてから保育園生までのお話です。
また次回から小学生〜のお話を書かせていただきます。