継続する努力 | 名古屋孫式形意拳研究会(日本孫氏太極拳研究会 中京支部)

名古屋孫式形意拳研究会(日本孫氏太極拳研究会 中京支部)

名古屋市内で主に孫式形意拳の教授を行っています。

形意拳、近世三大名手の一人と言われる、孫禄堂先生の伝えられた孫式形意拳を一緒に学びませんか。

中国武術は功夫(カンフー、クンフー)と言われることがあります。

 

一般の方はクンフーと言えば、中国武術で培われる、特殊な武術的な力だと思われると思います。

それは、合っています。

 

しかし、クンフーには別の意味合いもあります。

時間です。

 

この解釈を加えると、クンフーとは時間をかけ培われた特殊な武術的力だと言えるのかなと思います。

そういった意味からもクンフーとは非常に多くの時間を要すると言えます。

 

4月になると、好む好まざるに関わりなく、人との出会い、別れがあります。

その状況により、武術の教室に通えなくなり、中国武術から遠ざかる方を多く見てきました。

よって、時間の要素が失われ、クンフーを積むことができません。

非常に残念なことだと思います。

 

しかし、冷静に考えれば個人の状況が変化しても、中国武術自体を止めなければならないと言う理由はありません。

例え教室に通えなくなっても、個人で練習する事は可能だからです。

 

そこで大切なのが中国武術を楽しみ、日常の中に取り入れることです。

 

残業で帰りが遅くなることもあるでしょう、疲れてクタクタの事もあるでしょう、私もそういった事はあります。

しかし、一日5分でもいいので練習する事をお勧めします。

歩くことがあるのなら歩法の練習になります。

駅で立つことがあるのなら極端な姿勢を取らなければ三体式になります。

 

人によっては中国武術は趣味だと言う人もいるでしょう、ライフワークだと言う人もいるでしょう、大いに結構だと思います。

何よりも、中国武術を楽しむ事が大切だと思います。

上手い下手、強い弱いは楽しむと言うこととは関係ありません。

 

何か一つ、一所懸命に取り組める趣味を持っている方は、幸せだと思いますし、強いと思います。

長い人生の中で趣味が非常避難所になったり、いざと言うときに力を貸してくれる時もあります。

 

4月だからこそ、安易に物事をあきらめず、続けていくことが大切だと思います。