<POEM>
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至上の感謝
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都会の喧騒を離れてひとり
湖に船を浮かべる
吾は釣竿を降ろして
じっと湖水を見る
至福なり
魚は釣れずともよい
ただただ無の境地
生の最も尊い宝なり
水面の光はきらめきて
これ以上の美しきものはなし
静寂なり
風がほほを撫でてくれる
永遠のよろこび
暑くもなく寒くもなく
此れが彼(あ)の世
彼の世が此の世
吾は神なり
神は吾なり
嗚呼
この三昧(さんまい)を破るな魚たち
突然
ついに浮きが沈んだ
ありがたきや
私は人に戻れた
岸に戻って食事をしよう
旨い酒も待っている
贅沢な日は暮れゆきた
至上の感謝!
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☆まなたから