「音楽・芸能業界の昨今」 | sonney「あはやさわ☆まなたから」のブログ

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吾速澤真名宝
オトとコトのライフワーカー
Cosmic Sound & Word

 今から40年以上も前の10代後半の頃、音楽の仕事でバンド演奏や弾き語りを始めていた。都内の渋谷や新宿や銀座のクラブ。毎日同じ場所で演奏するところを「箱」と言った。若い駆け出しのミュージシャンには有難かったが盆暮れの休みは無かった。当時の箱屋と呼ばれる事務所はヤクザか在日だった。


 演奏することに生きがいを感じていたので、過酷な条件でも引き受けることがあった。19歳で既にバンドマスターであった。バンマスは仕事を取ってメンバーに怠り無く稼ぎを分配しなくてはならない。だが悪質なプロダクションにはギャラを支払わないで夜逃げするところもあった。毎月緊張は訪れていた。


 店も潰れるところがあるし、黒服(クラブの幹部従業員)の兄さん方も給料のカタに店にあるカネメの者を持っていく事もあった。バンドマンの財産である楽器やアンプや新調したユニフォームの礼服もごっそり無くなっていた。私は知人から借金をしてバンドのメンバーに給料等を自腹で支払ったことがある。


 なんという時代だったのだろう。振り返るれば、ヤクザや在日の音楽事務所に仕事を貰えたことには感謝している。だが演奏している店が潰れると、事務所ごと消えてしまうのが現実だった。これではプロダクションを通して仕事を得る意味がない。だが一度でも店と直契約をすると業界から干されるである。


 あの当時、若者たちが自分たちで演奏活動を広げようとした。自主コンサートや自主レーベル等の動きである。自主コンサートをやると怖いお兄さん方に脅かされた。「おい、誰の許可得てやっとんじゃ」。自主レーベル盤を作ってレコード問屋にお願いにいくと、「うちは家電メーカーのレーベルしか扱いません」弩!


 だがそれでも成功しているフォークやニューミュージックのアーティストはずい分といた。若いミュージシャンたちは模索しつつ悩んだ。われわれと成功者のどこに違いがあるのだろうと。それでも答えは見出せなかった。それを知るのにかなりの時間を要した。そこに日本の音楽・芸能界の闇が存在している。


 戦後、興業(音楽や芸能活動)の元締めはヤクザであった。私の若い頃まではずっとそうであり、今は巨大宗教団体がエージェントになっている。いやヤクザがこの利権を手放すとは思えない。ヤクザと宗教と企業が一体になっているのだろう。だが自主的活動で成功したミュージシャンとは何者なのであろう。


 当時、自主的活動をして成功したミュージシャンは才能もあったであろう。しかし闇の勢力は同胞・仲間には手を出さない。もちろんこれだけが原因ではないが、彼ら同和・在日の自主的活動及びプロモーション活動はやり易かったはずだ。一般底辺の日本人ミュージシャンが音楽業界に進出する手立てを持つことは困難であった。


 戦前・戦後間もない同和勢力に代わり音楽・芸能界に進出したのが在日の方々であった。私などもよく耳にした言葉があるが、バンドマンなどは所詮「河原乞食」の延長だったのである。実際、バンドマンというだけでアパートさえも借りられないのが現状であった。音楽・芸能活動は同和や在日等、差別を受けている者たちの隙間産業であった。


 しばらくしてヤクザは影の存在となり、それに代わり宗教系プロダクションが台頭してきた。そのほうが集客は見込めるしCDも売れる。音楽を続けていくには彼らの仲間になるしかない。仲間になるにはヤクザに身を落とす必要はなく、その宗教組織に入ればいいのである。一般日本人はここまで堕落したのか。喝!


 一部の音楽・芸能業界がマフィア化して久しい。マフィアとは政治・宗教・企業・暴力団が地下で繋がっている様相を指す。しかしボスが死んで世代交代が始まると状況は変化するだろう。今がその時に差し掛かっている。私は切望する。日本の音楽業界が真に改まり、公正のもと、優れた才能を発掘するようになる事を!