甘えの質問箱、ブログのお題頂きました。


「ピリカピリララのネタが面白すぎて気分が沈んだ時に見ては元気を貰ってます!いつも面白いネタをありがとうございます。 リズムネタをやることになったきっかけなどの記事が読んでみたいです!(既出でしたらすみません」

嬉しいお言葉!うぉうぉうぉ!
冥利に尽きます!

 

(ピリカピリララのネタです。観たことない方は是非観てみてください。おジャ魔女世代。)



ざっくりお答えすると

ピリカピリララのネタは「おジャ魔女カーニバル」が耳から離れなくなった時期に、どうしても使いたくなって作りました!(こちらの記事をご参照ください

そう言っていただけて「おジャ魔女カーニバル」しか聞いていなかった時期の僕も、今の僕も喜んでいます!
リズムネタをやることになったのは、サラリーマン1年目(1年しかやってないけれど)の秋。
ライブに出ることは決まったものの、ネタが何もなかったのが始まりです。


リズムネタをやることになったきっかけはそれですが、今に至るまで色々流れがあったので流れを含めて書きました。

そしたら結構長くなってしまいました。



~~~~~

【お笑いにのめりこんだきっかけ】

元々お笑いは好きで、爆笑オンエアバトルを録画予約して、再生したら熱唱編が録画されていて凹んだりしている小学生だった。
(芸人になって、オンバトで観ていた方々と会話をする機会があると、未だに「!!!!!!!」となる。)

そこからもう一段階お笑いにハマり始めたきっかけは、中学生の時にレンタルビデオ店で借りたラーメンズさんのこのDVD。


オンエアバトル傑作選みたいなのが並んでいて、その中で唯一知らなかったコンビのDVDがあったから借りてみたら、今まで見たことがなかったようなコントばかりで。

(僕がオンバトを見始めたタイミングでは、既にラーメンズさんは出なくなっていた)

クラスにラーメンズさんを知っていた友人が何人かいたので、「面白かった!」を共有できたのも大きかった。
みるみるみるみるハマっていく。

オンバトも見るしレッドカーペットも見るけれど、メインで観ているのはラーメンズさん。
ちゃんと「そういう中学生」が完成した。

単独ライブのDVDも欲しかったけれど買えないから、コツコツお金を貯めて
小林賢太郎戯曲集(ラーメンズさんのコントの台本)や
大喜利猿(ラーメンズ小林さんとバカリズムさんの大喜利本)や
鼻兎(ラーメンズ小林さんが描いた漫画)
などのラーメンズ関連書籍を集めたり。

 

(上京時に持ってきた分。つくるひと凸や大喜利猿は実家で保管。)
 

 

 

【自分でもやってみるようになった高校・大学時代】

高校生になると、僕はだんだんにお笑いを観るだけでは飽き足らず、自分でもやってみたくなった。

ベースとしてコントが好きなのはずっと変わらないが、どうせなら全部やってみたい。

高1の秋に椅子と戯れている映像を撮ってあらびき団に応募して、【あらびき芸】
高2の夏にハイスクールマンザイに出て、【漫才】
高2の秋に文化祭で ラーメンズさんの「QA」をやって、【人のネタ】
高2の冬に部活の遠征がてらR-1ぐらんぷりに出て、【フリップ】
高3の秋に文化祭で 貴金属買取店に金玉を売ろうとするコントをやって。【コント】

 

(「QA」は素人高校生には到底無理でした。ネタ中に校内放送が鳴っちゃったところだけウケました。人のネタを勝手に借りて勝手に滑るな。)

 

 

 

(高校の文化祭では「WENT!皆川」という名前でステージ発表に出ていたもので、ウチガヤの収録でGO!皆川さんにお会いできた時は脳汁めっちゃ出ました。)



大学生になってからは、学生お笑いの大会に4年間毎年エントリーし続けて、とにかくやってみたいことをやってみていた。

大学1年の時は【ショートコント】
大学2年の時は【ショートコント】と【フリップ(真空ジェシカの川北さんと霜降り明星の粗品さんを足して100で割ったような)】と【漫談(ということでマイクは立っているけれど、中学の思い出話をするだけの行為)】
大学3年の時は【コント】
大学4年の時は【キャラを乗せたショートコント】と【コント】

あと、大学3年の時に大学に落研ができたので、元々在籍していた演劇部と掛け持ちという形で入って
【落語(ということで座ってはいるけれど、音響照明使ったりフリップ出したり反則技ばかりやっていた)】もやった。

大学3年以降はコントの比率が圧倒的に増えた。

 

 

【初めてのリズムネタ】

そして、大学卒業。僕は札幌でサラリーマンになる。
忙しいし、仕事には慣れないし、お笑いに未練タラタラだし、全ての歯車が噛み合わない毎日。

退勤後は、ビールを飲みながらノートにダジャレを書いて1人でニヤニヤしたり、お笑いの動画を観たり、NSCで大暴れしている学生お笑いの友人たち(東京22期)の様子をSNS越しに見て泣いたりしながら過ごしていた。
あと、普通にSNSは荒れ狂っていた。


荒れ狂っているのを見かねてか、大学時代の落研の後輩が
「今度、学祭でやる落研のライブにOBとして出ませんか?」と誘ってくれた。

二つ返事で「出ます」と答えて、札幌から岩手に帰るフェリーを予約。


大学生の時に作ったネタは、後輩たちはほとんど観ているし、昔のネタをやるのはなんだか申し訳ない。
しかし、やれるネタが無い。

ダジャレなどを書いていたノートをとりあえず見てみる。
 

「インリン・オブ・ジョイトイ」
・人参オブジョイトイ
・ちんちんオブジョイトイ
・win-winオブジョイトイ
・隣人オブジョイトイ
・近隣オブジョイトイ
・森林オブジョイトイ


なんか書いてあった。

 

(このツイートをした日に、ノートにも書いていました)

 

 

「インリン・オブ・ジョイトイ」は、なんだか口に出して言いたくなる。

リズムに乗せて言ってみるとより気持ちがいい。

言葉としての不思議さはラッスンゴレライっぽいから、ラッスンゴレライのテンポで繰り返してみるとなおのこと気持ちがいい。

もう「インリン・オブ・ジョイトイ」以上に気持ちいい言葉の並びは無いような気がしてきた。

「ノートにダジャレを書いてニヤニヤする」という地獄みたいなオフを過ごすサラリーマンをやってて良かった。


また、大学生のころに色々やってみたけれど、【リズムネタ】はやっていないことに気が付いた。

急いで2700さんと8.6秒バズーカーさんのネタを見まくって、インリンダジャレを整えた「初めてのリズムネタ」の完成。


岩手大学落語研究会の学祭ライブで初披露。

OBゲスト枠みたいな感じで出していただいたのにヤヤウケだったのは申し訳ないけれど、そんなことより語感が気持ちよすぎたから、もうそれで良かったと思っている自分もいた。

 

(初披露時の映像。まだ足もそんなあがっていないし、声も張っていないですね。)

 

 

【インリン休眠】

その後、札幌吉本さんの昼のライブ(素人参加枠がある)にエントリーして、「インリン・オブ・ジョイトイのリズムネタ」をやってみたら、ニヤけてしまうくらいウケた。

なんだかんだで会社を辞めて上京し、エントリーライブでも「インリン・オブ・ジョイトイのリズムネタ」をやったら、ニヤけてしまうくらいウケたし、何人かがわざわざ話しかけてくださった。

学祭に合わせて急ごしらえしたネタだったから信用していなかったけれど、2回良い思いをしたもんだから「あれ?これは良いネタなのでは?」と思い始める。


エントリーライブで勝ったことで出していただけることになった上位ライブ。


僕は「インリンやるし優勝っしょ~」と考えていた。

いざ自分の出番になりネタを始める。終える。

自分の足音しか聞こえなかった。クスクスも起きず0笑い。

何も分からなくなった。


その後色んなライブでやってみるも、0か100しか出ないインリン・オブ・ジョイトイ。

不安定すぎるからやらなくなった。コント憧れはそのままだし。

コントだけ作るようになった。

今の事務所に拾っていただくためのオーディションに通っていた期間もコントだけを持って行っていた。

 

 

【おもしろ荘】

2018年の6月、おもしろ荘 夏スペシャルのオーディションが始まる。
ありがたいことにネタを2本見ていただけるシステムだった1次選考。

 

同年3月に呼んでいただいたライブで掘り返したときは良い感じだったから「インリンをやろうか」と頭をよぎったりもしたけれど、0点が出るときの怖さの方が大きかった。

マネージャーさんに「一番自信があるネタと一番変なネタを持っていきな~。変なのあるじゃん。インリン・オブ・ジョイトイのやつとかどう?」とアドバイスを頂く。

事務所ライブではしっかり0点を叩き出したのに覚えてくださっていた。

マネージャーさんが「インリンのやつとかどう?」と言ってくれなかったら絶対にやっていなかった。


結果として、ありがたいことにおもしろ荘に出演させていただき、今のところあれが唯一 出られたネタ番組となっている。

この時点で持っているリズムネタは「インリンさんのリズムネタ」だけ。あとはコントと数本の漫談もどき。


おもしろ荘に出していただけたのは、当然ながらとてもとてもとても嬉しかった。たぶん走馬灯に出てくる。

しかし、「インリンさんのリズムネタ」で知っていただけたにも関わらず、僕はずっと「あくまで僕はコント師ですので」みたいなスタンスをとっていた。

コント師憧れは持ち続けながらリズムネタもやればいいのに変な尖り方しやがって。本当に良くない。

 

 

【脱・コント師スタンス】

リズムネタきっかけで打席が巡ってきているからには、リズムネタを増やす必要があるので、半年間は人名リズムネタを作ることにした。

インリン・オブ・ジョイトイの次は
リサ・ステッグマイヤー、ベン・ジョンソン、菜々緒、杉田玄白、近松門左衛門、千利休、西園寺公望、原敬 などなど
(敬称略)

この時もはじめのうちは「コントの人になりたいんだよぉ…リズムネタに喰われるよぉ…」とまだ思っていたが、
「菜々緒さんのリズムネタ」で初めてR-1の三回戦に駒を進めることができたし、
続けるうちに変な抵抗感も無くなって、「楽しくできればいいし笑っていただければいいじゃないの」と思えるようになっていた。


今はリズムネタも楽しくやっている。

「あくまで僕はコント師ですので」みたいなスタンスでリズムネタをやっているダサ尖り人間はもういない。

ラーメンズさんになりたいっつったって僕は別の人間だし、ラーメンズさんも結果的にコント師としての立場を確立するに至ったわけで。

プロセスさておきその結果だけ見てゴニョゴニョ言いながら、作品で黙らせる力もないのにコント師面している自分は不正解ロードを進んでいた。



思いついたら、コントもやるしリズムネタもやるしそれ以外もやる。


コントとリズムネタのハイブリッドを作れないか模索中。

より笑っていただけるネタを出せるなら形態はなんだっていい。ウケたほうが嬉しいし。

~~~~~


ってな具合です。

 

ここまで読んでくださり、ありがたインリンオブジョイトイです。

 


色々やるので「!?」となることもあるかとは思いますが、リズムネタもコントもそれ以外も見守っていただけますと幸いです。


ブログテーマはこちらで募集していますので、何かございましたら時間見つけて書かせていただきます。
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