ドラマでは柳田の癖がわかり逃げ出してしまいました。その逃げ出し柳田のその後です。

永井三郎著
深潭回廊シリーズ
「スメルズライクグリーンスピリット」の柳田が主人公のスピンオフ物語です。
めちゃくちゃ闇か深い話なんですよ。とりあえずコミックは5巻まで発売中でして その続きが2〜3ヶ月に1話ぐらいに配信されています。(現時点)
今回は裏表紙に記載されているのを 抜粋してみます。
注⚠️青春物語のスメルズライクグリーンスピリットとは全く別ものでかなりメリバ的物語です。
柳田はあれからどうなったか知りたい方におすすめします。

人を放棄したくて モッさんと呼ばれていた。
同性が恋愛対象であることに苦悩してきた柳田。
教師だった頃に生徒相手にレイプ未遂事件を起こす
彼はその場から逃げて 逃げて いつの間にかモッさんになっていた。
それは自分の過去も名前も捨てたのに 生き続けるしかない悲しい妖怪
なにもかも失ったかのように思えたが 一人の少年が手を差し伸べる。
痛くて愛おしい青春を描いた「スメルズライクグリーンスピリット」から7年…
あの時、こぼれ落ちてしまったキャラクターの物語

死に場所を求めていろんな場所に現れるモサモサ姿の柳田は モッさんと言う名で知られるようになっていた。ある島でもすぐに出て行くはずが 島の少年渚と出会った事でずっと思っていた彼を思い出してしまう。


誰かと寄り添える それは奇跡みたいなもの
柳田の無気力な日々は近所の男子学生渚によって 劇的に変化した。
渚との触れ合いは長年の傷を癒すように 柳田をぽかぽかと幸せにする。
そこら中に花が咲いて 視界はキラキラときらめいて まるで全てが初めての世界。
いつまでも いつまでも このあたたかな陽気が続きますように…
柳田のいままでのモヤモヤが渚と出会い それは薄れていくのだが 渚には誰にも言えない秘密があった。


アイツは根っからの娼◯だからな
渚と一緒に居ることで 初めて満たされた柳田。
しかし、2人の蜜月はすぐに終わりを告げる
渚は島の男達を相手に売◯行為を繰り返していた。
渚を取り巻く異様な状況を知った柳田は自分が渚を全く知らないことに気が付く
都合の良い夢から覚め ようやく現実を直視する柳田
花畑だと思っていた現実は終わりのない暗闇だった

渚の同級生の父親はなにも知らない柳田に渚の母親が娼◯だったこと その子供渚も一緒だと言う。



俺からしかけてやるんだ…
渚は小学生の時に初めて性的暴行を受ける
それは一度では終わらなかった。様々な男達が彼の身体を求めては罪に染まっていく
自分には男を狂わせる何かがあるに違いない
だから仕方ない そう諦めながらも男達からは必ず千円を受け取る。
それは渚が唯一身につけた「自分」を守る方法だった。
都会から遊びに来た若者は渚を騙して…仲良くなったおじさん 同級生の父親 学校の先生
渚は柳田にできるはずのない救いを求めた。


母ちゃんの死体を見張ってないと
渚の母親は娼◯だった。
そして、父親はそんな妻を心の底から憎んでいた
しかし渚にとってはたった1人の母
誕生日のケーキはあたたかくて優しい思い出
どこでこの家族は壊れたのか 渚を知れば知るほどに柳田はただ深い沼へと沈んでいく

渚の父親は元娼◯とわかった上で母親と一緒になった 幸せになるためだったが田舎の狭い中では噂は止められない。 渚の父親は足が悪く仕事も上手くできず闇に陥ってしまった。
それは渚の誕生日の日 父親は渚に井戸を見張らなければと島から出ていかないようにした。


島に現れた若い男(柳田)が渚を島から逃がそうとしていると父親は渚に手をかける。瀕死の渚をみつけて介抱するも 父親は「ざまあみろ」と呟いて姿を消した。
渚は重篤状態で目を覚まさない。一度は容疑者と疑われる柳田 警察は消えた父親を捜索 それは最悪の結末を迎える あとは渚が目覚めれば…

あ〜続きが気になる〜
本編スメルズライクグリーンスピリットからすれば闇をまっしぐらなスピンオフなのです。

柳田の癖はまだ未熟な男の子が好き。教師をしていた頃 レイプ未遂事件を起こしたことで逃げました。 もう名前さえ覚えていないのですがその男の子に彼(南條くん)を思い出していたのです
渚には好きな小説がありました。それを勧められて作者をみた時、南條くんだとわかりましたがもうこの世には 小説の内容は男の子2人がパラレルワールドを冒険するもので
いろいろ深い話なのです。