F1ドライバーの異名から見る、仕事への向き合い方。 | 髭親父の“レーシング・スーツ ダイアリー”

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みなさまこんばんは、SONIEL JAPANスタッフのちょびヒゲヒゲです。

 

昨日、ぼんやりテレビを見ていたら、某バラエティ番組で実況を担当するアナウンサーさんたちに焦点が当てられていました。


プロ野球、サッカーの国際試合、はたまた競馬中継まで…あらゆるジャンルのスポーツに言葉で華を添える仕事の数々が公開され、「私がこの人のこの実況がすごいと思ったわけ」を話し合うものでした。中でも印象に残ったのが、めざましテレビの顔・三宅アナウンサーが選んだ、古舘伊知郎さんのF1中継。


「今までフューチャーされていなかったドライバーに異名をつけることで、F1をマシンとマシンの戦いから、人と人との戦いだと印象付けた人です」と言われており、その後映像が流されると、

 

音速の貴公子!(アイルトン・セナに対して)
人間ドーベルマン!UFOに乗った原始人!(ナイジェル・マンセルに対して←個人的にヒット)

 

…と、マシンのエンジン音に乗せて古舘さんの疾走感あふれる実況が響き渡ります。冷静になって聞くと「なんのこっちゃ」と笑ってしまうようなものもありますが、そこは古舘節というか、リアルタイムでレースを見ていない私までも胸が熱くなる臨場感をおぼえずにはいれらませんでした。
とっさの判断で適切な言葉を選ぶ彼らの電気より速い脳信号に、ただただ脱帽。こっちなんか日常会話でしどもどしちゃいますもんね!

 

個人的に一番驚いたのは、現役・引退したアナウンサーみんなが実況に入る直前まで必死になって作るネタ帳を見せ合うコーナーで、「(メモ書きしてある異名やフレーズを指さして)これはどういう意味ですか」と聞かれたことに、古舘さんが「この時はねぇ…」と当時頭にあったこと、実際に自分がどう動いたかを細かく説明できていたことでした。

 

私は一つの仕事をこなすとき、

 

流れ作業で何となくこなしていないか?
後あと思い出せるくらい真剣に向き合っているか?

 

と、考えさせられた時間でした。

業種は違えど、どの仕事も特別で一秒一秒がハイライトなんだなぁ…。う~ん…さてと、早く週末来ないかな~(台無し)

 

 

※写真は今回のことで知ったナイジェル・マンセル