ヘルシンキ現代美術館・キアズマを紹介します。
「北欧現代アート」と聞いてもピンと来ませんが、
これを見れば驚きを隠せないと思います。


5~10cm程度の大きさのアニメーションが無数に敷き詰められていて、吹き出しや文字が何もないためにストーリー性があるのか分からないのですが、遠ざかって見てみると・・・。
迫りくる波の光景が。
これ完成させるまでにどれくらい時間がかかったのでしょうか。
他の作品もディテールにこだわったアニメーション作品が多かった印象です。
文字がフィンランド語なので理解はできなかったのですが、例えば4コマで星新一や筒井康隆のようなブラックユーモアや悲劇的な結末のある(と思われる)作品など、全体的に少し不気味な雰囲気の漂う作品が多かったです。この右上のものは目玉のオヤジにしか見えませんが笑(後で気づいたのですが、キアズマの由来は、視神経の交差地点を意味するchiasm(キアズム)だそうです…)
このような美術館・ミュージアムが数日ではとても回れないくらい沢山ヘルシンキ市内にありました。足を運ぶ機会があればぜひ行ってみることをお薦めします。あと関係ないですが、筒井康隆の黒い笑いを共感できる人には今まで数人しか出会っていません。