位置情報SNSの大手「foursquare」がNOKIAとコラボで面白いキャンペーンを実施しました。イギリスのソーシャルメディアウィークというイベントで開催されたもので、#NokiaConnectsのハッシュタグをつけて自動販売機のある場所にチェックインすれば、自販機から賞品が出てくる仕組み。お菓子やアクセサリーをかいくぐり、なんとNOKIAのスマートフォンをゲットする幸運な人も出現。嬉しそうです!
これは近頃話題になっている「ゲーミフィケーション」の好事例ではないかと感じています。ゲーミフィケーション(gamification)とは、「ゲーム以外の分野で、ゲーム独特の発想・仕組みにより、ユーザーを引きつけて、その行動を活発化させたり、適切な使い方を気づかせたりするための手法を指す用語」と定義されていますが、このケースでいえば、位置情報SNS「foursquare」でチェックインすることによるバッジ、メイヤー、web上でのクーポン、ティップス、フォローなどといった基本的な機能・特典に加え、今回はなんと「現実(リアル)」での報償としてスマートフォンをはじめとした景品がユーザーに与えられました。
その場所にチェックインしてweb上でポイントやバッジ、メイヤーの称号を与えられることによる達成感で、僕を含めたユーザーたちは、どこかに足を運ぶたびにチェックインし続けるわけですが、このリアルでの報償はサプライズ感も加わってとても話題性のあるものになったはずです。
web至上の世の中だからこそ、あえてリアル性も兼ね備えたこのような広告プロモーションは、人々の目に触れ、印象に残り、メディアにも注目され広告効果は高いはずです。ファンも増えるでしょう。こんなキャンペーン日本でもやってみてはどうでしょうか。
そういえば1年半くらい前に、新宿のUNITED COLORS OF BENETTON.(ベネトン)リニュアルオープン記念で、twitterのフォロワー×1円割引キャンペーンを実施し、TVカメラも中継するなか、ギズモード・ジャパン編集長のいちる氏が来店して(フォロワー23万人!)店員が青ざめた、というキャンペーンも当時話題になりましたね。その後の集客にはつながったのでしょうか・・・。