「○○の率は何%くらい?」という問いにとっさに答えが出ないことが多々あります。
社内でならデータを調べれば解決しますが、大事な商談などで質問されて「調べてきます」
では、「こんなことも答えられないのか」と恥ずかしいですし、信用を失ってしまいかねません。
僕は普段、事業全体から詳細まで幅広い領域まで本来把握していなければならないような仕事をしているのですが、ざっと考えただけで、そのうち30くらいの主要指標は常に頭に入っている状態にしておく必要があるんだと思います。(が、実態は…。)
優秀な営業マン、分析や統計などの専門家や経営者たちはどうやって「数字」に対するリテラシーを高めることができたのでしょうか。格好のテーマの雑誌を手にしたので要所だけ紹介します。

【数字が苦手な人にうってつけのトレーニングメソッド】
(一部抜粋:㈱InspireConsulting 久保憂希也氏 )
●仕事にまつわるあらゆるものを定量化する
●市場規模を知る
●競合他社の数字を知る
●代表的な「数字の法則」を知る
最初の3つは「まさにその通りです!」という感じですが、自分の胸に手を当てて考えてみると、まだまだといったところです。徹底的にやる必要がありそうです。
最後の「数字の法則」というのは、果たして現実の世界がこの通りになっているかどうかは別として、ビジネス上のヒントや教訓を与えてくれますし、単純に「学び」としても面白いです。
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「ランチェスターの法則」(市場影響シェア)
・73.9%(目標上限値) → 絶対的な独走状態
・41.7%(安定目標値) → 安定的な強者の位置
・26.1%(下限目標値) → 弱者と強者の境目。このシェアを超えると市場に影響力を与えられる
「ハインリッヒの法則」
1件の重大な事故があれば、29件の軽微な事故、300件の潜在的事故(「ヒヤリ・ハット」)がある。
(これは以前ブログで書きました → ハインリッヒの法則 )
「1:5の法則」
新規顧客への販売にかかるコストは、既存顧客への販売にかかるコストの5倍。
「5:25の法則」
顧客離れを5%改善すれば、利益が25%改善される
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よく「なんでそんなどうでもいいことまで覚えているんだ?」と驚くような数字を記憶している人がいますが、かなり憧ます。どうでもよくないことを忘れてしまっているのは困り者ですが。数字とは微妙にずれますが、時間感覚という意味では、生まれながらに精確な体内時計

数字力と同時に記憶力も鍛えたいと思います。