「朝早く出社すると仕事がはかどるよ」
これまで大勢の先輩・上司からいただいてきたアドバイスですが、仮に「自分に甘い人」ランキングをつけるとしたなら、かなりの上位に食い込むであろうぼくは、毎朝歯を磨きながらヒゲを剃り、ネクタイを絞めながらコンタクトレンズを装着し、靴ひもを結びながらパンをかじるくらいに追い込まれ、過酷かつ刺激的な時間を生き抜いています
そんなこともあり、タイトルのインパクトに魅かれて手にとったのがこの本です。当時まだ300人規模だったワタミで起業家精神を学び、外資系コンサルティング会社で激務をこなす傍ら、趣味の料理やお酒の資格をとり、今では教室を開いてしまうほど充実した生活を繰り広げている池田千恵さんが著者です。現在は独立して朝の時間の有効活用を応援する「before9 プロジェクト」を主宰しているそうです。
彼女はワタミの新入社員時代、始業とともに押し寄せる仕事に対応しきれず、
ミスを連発しては、結局夜遅くまで要領悪く働いてしまうという悪循環を改善するために、23時就寝、4時起床を日課とし、その日一日の段取り・優先順位・前日の振り返りを始業前に済ませることでスムーズに仕事を進めることができるようになったといいます。
また朝型生活に転換することで落ち着いて考る時間が持て、ルーチンや短期的な目標を追いかけるだけでなく、将来的に組織にプラスになったり自分の糧になるような仕事に思いを巡らせ、手をつけるという大きなメリットを得られたとのこと。
確かに最近、どうしても朝までに終わらせなければならない仕事を、始業1時間前に(やむを得ずですが)出社して取組むとはかどって気持ちの良いものです。
以前は「早朝ぼくが会社にいる=会社に泊まった」という不名誉かつ揺るぎない定理がありましたが、これを拭っていこうと思います。
ただこのありがたい本を読了したのは午前3時半。きっとバチがあたりますね(←ロウソク!!)