業務外。 | ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ

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人材紹介会社の事業企画・マーケティング担当。しごと・キャリア・マーケティング・雑誌・ネット・スポーツ・デザインなど関心分野は際限ありませんが「これは」と思った情報を自由奔放に発信してゆきます!新たな気づきや共感・笑いを感じていただければと思います。

「業務外」という言葉を最近よく会社で耳にします。

仕事ではない内容(たとえばBBQのお知らせとかバーゲンの招待券を

あげます)を社内メールで同報するときに「業務外ですが・・・」とはじめます。


少し話が変わりますが、

たとえば部署の違う人間が困っていて、自分の担当ではない件で相談してきた

とします。人間って相談されたり、助けを求められると、それに応えたくなるのが

普通だと思います。ぼくは全力で応えます。(賛否両論ありますが)

ありがとうって感謝されたら、それでその人間がうまくいったら嬉しいからです。

ただそれだけのことです。


いけないところは、その「業務外」の仕事により、本来の業務がそっちのけに

なったり、遅れてしまうことです。これは直さなくてはならないな、と思います。

優先順位ってやつです。


「これはぼくの仕事じゃないから○○に問い合わせて」

「今忙しいから君の上司に相談すれば?」

といった風に、つき返してしまうのは、とても残念なことのように思います。


会社が大きくなると、組織が整備され、効率化が図られると同時に、

「縦割り」の弊害も出てきます。各人が自分の業務にしか興味がなくなり、

専門性は上がりますが、他部署の仕事のことを知る機会が減り、視野が

狭くなってしまいます。


とにかく「おせっかいな」人の集まりというのが今の会社の良いところだと思いますし、

昔は少なくともそうでした。たとえば若手社員が顧客向けの提案書作成に行き詰まって

いたら、周りの先輩が寄ってたかってフォローする。それで自分の仕事が後回しに

なって帰りが遅くなっても、「明日の提案がんばれよ」と笑ってその後輩の肩を叩いて

あげる。


組織の整備や効率化だけが全てではなく、こんな人と人の信頼が会社を強くする

のではないでしょうか。


目の前で子供が銃で誰かに撃たれそうだとしますよね。

その時に、正義とは何だろうとか考えててどうするんですか?

助けちゃえばいいんですよ


伊坂幸太郎さんの小説『砂漠』に出てくる西嶋のこの言葉が好きです。

これからも助けちゃいますルパン