昨年読んだのですが、内容を忘れてしまったので
もう1度読んで見ました。
営業支援ソフトの開発・販売を手がけるソフトブレーンを東証一部上場企業まで
成長させた立役者とされている、小松弘明氏が著者です。
ソフトブレーンといえば「やっぱり変だよ日本の営業」で有名な宋文洲氏が創業した
会社です。講演はもとより、書籍もたくさん出していると思います。仕事上一度だけ
会社に足を運ぶ機会があったのですが、偶然なのか社内を歩き回ってらっしゃり、
声をかけていただいたのを覚えています。
本書では、売上を上げるためには、契約に至るまでのプロセスが重要で、
マーケティング→アプローチ→課題共有→提案→受注→フォローアップの
どこが問題なのか、改善できないかに常に注意を払い、効率化することの重要性を
説いています。
プロセスを「パン工場」でおいしいパンを焼くまでの工程にたとえるなど、
平易な言葉で書かれているので、わかりやすい内容でした。
ただもう少し具体的な営業戦略にまで踏み込んでもらえると良かったと思います。
アマゾンでの書評でも、現在同社は業績が思わしくないが、なぜそうなってしまったのか
まで説明がなされていないと、説得力に欠けると指摘されていましたが、なるほど といった
感じです。
少なくとも仕事上参考になる書籍でした。すぐ読めるボリュームなので
手軽に手にとれますよ