新しい家に入居して1年目の雑感を綴った『入居1年の雑感』。。。
今日はその第2弾として新居についてのちょっとした不満をまとめてみました。
その内容の中には、前回の「良かったトコロ」同様、住友林業の家に限った事ではないモノも含まれていますのでソコのトコロは予めご了承下さい。

★不満に思うトコロその1。。。
コレはどうでも良い事なんですが、“木の家”と言いながら、殆ど木の香りがしない事です。。。
まぁ、木質梁勝ちラーメン構造のBF構法ならビックコラム(柱)には、狂いが生じにくく、しかも大断面が実現できる集成材(欧州アカマツ)を使わざるを得ないので仕方がない事とは解っているのですが。。。一応、家族から出た不満という事で挙げておきました。

★不満に思うトコロその2。。。
ユニットバスのシャワー基部にスパウトが付いていない事です。

 
我が家のお風呂は、住友林業標準のヤマハ(現トクラス)LAYB-J-1618Jです。
このスパウトの部分については打ち合わせの際に住友林業の設計士さんから何の説明もありませんでした。(勿論、コチラの方でもしっかりと確認をしていなかった事もいけなかったのですが。。。)
家の引き渡し後にスパウトがない事に気が付き、住林に確認を取ったトコロ、「スパウトはオプション扱いになっています・・・」との回答。
う~ん。。。
それまでシャワーの下には必ずスパウトが付くモノと勝手に思い込んでいたまめ八としては、付いていて当たり前のモノまでオプション(・・・当然別料金ときこりん税がかかります)扱いにするのはどうかと思いました。
ホームセンターあたりで同じ規格のスパウトを買ってきて自分で取り付けても良いのですが(旧宅で経験済み・・・)、もし万が一の事があったら保証対象外になってしまいます。
まぁ、スパウトが無くても今のトコロ不便は感じていないので暫らくこのまま使ってみる事にします。ただ、コレから家を建てられる方はスパウトが付いているかどうかしっかりと確認される事をお勧めしておきます。

★不満に思うトコロその3。。。
住友林業の家は、標準で選択できる電気・通信関係の設備がちょっと古いことです。
例えば、トイレの照明の人感センサー。。。
まめ八の職場に10年以上前から付けられているモノと全く同じ物が使われています。

 
情報関連でいうと、屋内LANのケーブルはCAT5しか選択できません。(現在、最新はCAT7)
情報の世界は日進月歩ですから、まめ八としては家を建てる段階で最新のCAT7を導入する事を希望していました。
今後、通信速度が更に高速化した場合に屋内LANケーブルがボトルネックになる事が予想されるからです。
ところが、打ち合わせの段階でCAT5をCAT7に替えて欲しい(勿論、施主支給で・・・)と申し出たのですがあっさり却下されてしまいました。
住友林業の情報配電盤がCAT7に対応していない・・・というのがその理由でした。
コレがその情報分電盤です。

 
それに加えて、我が家ではメインのデスクトップPCは有線LAN、リビングのノートPCは無線LANでそれぞれインターネットと接続してありますが、この情報配電盤が一昨年に購入したIOデータの無線ルータに対応していない事がBBIQの工事担当者の説明で判明しました。IOデータの無線LANは購入当時、最新型であった為、この情報配電盤の対応表に乗っていない(・・・つまり情報配電盤が古い)という事で、BBIQの工事担当者もかなり苦労の末取り付けてくれた経緯があります。

また、電気機器関係で言えば、洗面台やユニットバスの照明は全て蛍光灯、もしくは電球が使われていてLED化も出来ません。
さらに、まめ八の家ではバスルームに浴室換気乾燥機をオプションで取り付けてあります。

 
この「浴室換気乾燥機」は、24時間浴室換気機能だけではなく、「乾燥」「暖房」「涼風」の機能が付いていて、冬場の「ヒートショック」対策や梅雨時期の洗濯物干しにも使えるようになっているのですが、いざ動かすと電気を大量に消費するのです。冬場など浴室暖房を入れた瞬間、エネファームの現在使用電力量の値が1kWh台から3kWh以上に跳ね上がってしまうのです。
環境に優しい省エネ住宅を売りにしている住友林業の家が、こんな電気の大食い機器を、しかも別料金を取るオプション品で取り付けていては説得力がないような気がしますネ。

★不満なトコロその4。。。
無線LANの電波が届きにくいことです。
先にも書きましたが、我が家では2階のウォークインクローゼットに情報配電盤があり、ソコに無線LANのルータを設置して無線LANの電波を飛ばしています。
その為、1階のリビングに置いてあるノートPCや子どもたちの3DSでは受信電波が弱くなってしまいます。
まぁ、コレは逆に言えば電波の障害物が多いという事ですから、それだけ1階と2階の防音、防振、断熱がしっかりしているという証拠でしょう。
ただし、設計段階で情報配電盤を1階に設置するように申し出れば良かったかな?。。。なんてまめ八自身、反省しております。

★不満なトコロその5。。。
トイレの照明点灯確認窓が全く意味をなさない事です。
住友林業の家の標準仕様のトイレのドアには照明の消し忘れ、もしくは使用中である事を確認するための確認窓が付いています。
トコロが、コレが殆ど意味をなしていないのです。
百聞は一見にしかず・・・まずはご覧下さい。
コレが二階のトイレのドアです。

 
 件の照明点灯確認窓が何処についているのかと言えば、このドアの左上角・・・2m以上の高さの場所に付いています。 

 
 そもそも、住友林業の家のトイレには人感センサー付き照明が標準で装備されているワケですから、その故障時以外、“照明の消し忘れ”という事態は有り得ないハズ。。。
使用中を確認する為であったとしても役に立つのは夜間だけ。。。
しかもノックすれば済む事ですよネ。
この照明点灯確認窓・・・一体、何のためについているのでしょうか?

★不満なトコロその6。。。
冬場、家の中の空気がとても乾燥する事です。
コレは、昨日記事にした「良かったトコロその3。。。」に関連する事なのですが、最近の家は高気密・高断熱である為に屋外の湿気が入りにくくなっているようです。
コレは結露防止や防カビの上では良い事ですが、朝、目覚めた時に口の中がカラカラになる等、生活する上ではちょっと・・・と思う部分です。
特に喉が弱いまめ八にとって室内の空気が乾燥しすぎると喉を痛め易くなりますし、唇等もスグにカパカパになってしまうのは余り気持ちの良いモノではありません。
しかも我が家の場合、屋内の湿度に余り影響しない床暖房だけで過ごしていてコレだけ空気が乾燥するワケですから、コレにエアコンを入れたらどんな事になるか。。。
高気密・高断熱の家は確かに冷暖房の効率を上げるのには良いかも知れませんが、必要以上の高気密・高断熱性能は却って生活する上で新たな支障を発生させてしまうようです。
住友林業の家は、一条工務店などに比べれば、高気密・高断熱(所謂、高高住宅)ではないかも知れませんが、まめ八にとっては丁度良いレヴェルの気密・断熱性能だと思っています。

★不満なトコロその7。。。
隣の部屋の音がよく聞こえることです。
これも昨日、記事としてアップした「良かったトコロそのその3。。。」に関係する事ですが、屋外の音が入って来ない反面、屋内の音がよく響きます。
特に同じフロア(同じ階)では隣の部屋の物音や話し声が良く聞こえます。
コレは、外からの音が入って来なくなった分、今まで気が付かなかった屋内の音が気になり始めた事もあるでしょうし、まめ八の家が狭い事もあるでしょう。。。 
ただし、2階の音(例えば足音や話し声・・・)は1階では殆ど聞こえません。

★不満なトコロその8。。。
やっぱり気になります・・・階段幕板。
下の画像の手摺の上の壁に貼り付けられた巾木のような板を階段幕板と言います。

 
この階段幕板については、別ブログで過去に記事(気になる方は【コチラ】を参照して下さい)にした事がありますが、打ち合わせの段階で設計士さんからの説明が全く無かっただけでなく、図面にも描かれていなかったので取り付けられた後になって初めて気が付いたという代物なんです。
階段幕板に最初に気が付いたのは工事現場にお茶を持って行ったウチの奥さんだったのですが、阿修羅のような形相で怒りまくっていました。
スグに外すように住友林業の工事担当者さんに申し入れをおこなったのですが、既に取り付けが終わった状態だったのでアッサリと拒否されてしまいました。
仕方がないという諦めと、“住み始めると見慣れて気にもならなくなるだろう・・・”なんて楽観的に考えていたのですがやっぱり気になります。

 
この階段幕板のトラブルは、まめ八に限らず、住友林業で家を建てた人のブログ等を拝見していると時々目にするトラブルのようです。
コレから住友林業で家を建てられる方は十分注意されて下さいネ。

★不満なトコロその9。。。
サッシを含むアルミ部材が三協立山の製品しか使えなかった事です。
我が家の今のアルミサッシに特段不満はないのですが、新築工事の打合せをやっている最中、知人のお宅を訪問した際にとても良い感じの窓(YKK製品)が目に留まりました。
打ち合わせの際にそのYKKの窓の事を思い出し、同じ製品を付けられるか設計士さんにお尋ねしたトコロ。。。
“つけられない事もないが、特注になるのでお高くなりますよ”
という回答。。。
また、後日、住友緑化さんと外構の打ち合わせを行った際にも使える部材は三協立山の製品ばかり・・・
それ以外のメーカーの製品は原則使用禁止。。。
強いて使うなら特注品扱いになって値段が跳ね上がってしまうのです。(結局、外構工事は別の業者にお願いしました)
系列会社なのか関係会社、もしくは提携会社なのかは解りませんが、住友林業や住友緑化ほどの大手メーカーが扱える部材を一社に限定する事は、選択の幅を狭める事になり、施主にとっては不利益になるだけです。住友林業の都合を事前の説明もなく施主に押し付ける姿勢は頂けません。
また、設計士さんや外構プランナーにとっても使える部材が限られている事はそれだけハンディを背負う事になるワケですから、この問題は施主だけでなく会社にとっても損だと思いますよ。

★不満なトコロその10。。。
室内はバリアフリーなのに、2階の部屋のフロアとバルコニーの段差がかなり大きい事です。
我が家のバルコニーは、「YKK‐APの木目調アルミバルコニー(横格子)品番:SYSBY-6409B-H28」です。
このアルミバルコニーは標準ではない(つまり注文品扱い)なのでYKKが使えたようです。(ひょっとしたら三協立山にアルミバルコニーの製品ラインアップが無いのかも。。。)
そのバルコニーと2階フロアとの段差が20㎝以上あるんです。


コレはちょっと危ないと思いますヨ。
バルコニーですから雨の日には濡れて滑り易くなる場所ですからネェ~。
せっかく、屋内については完璧なバリアフリーと、厳格な社内規定によって高齢の方でも安心して昇降する事ができる階段を実現しているのに、バルコニーがコレでは片手落ちだと思います。

実は、この件も引渡し前から気になって住友林業さんには申し入れを行ったのですが、①強風時の雨水の吹き込み防止、②雨の滴の跳ね返りによって窓が汚れないようにするため、③構造上の問題、④バルコニーが規格品なので取り付けに制約がある、⑤既に工事が終わっている、等々の理由から却下されたトコロです。
ココで洗濯物を干す為に毎日利用している奥さんはさすがに慣れてしまったと言っていますが、タマにしか利用しないまめ八は未だに気になるトコロです。

★不満なトコロその11。。。
バスルームの鏡に曇り防止処理がなされていない事です。
コレは実際にバスルームを使用するようになって初めて気が付いた事です。
住友林業から頂いたYAMAHAのユニットバスのカタログを引っ張り出して確認したトコロ、確かにオプション設定として曇り防止機能(鏡面を電気で温めて曇りをとる)付きの鏡がありました。
でも・・・今時のユニットバスで曇り防止処理が行われていない鏡を使っているなんて。。。
お蔭で我が家のバスルームの鏡は風呂に入っている間ずっと曇っていて何の役にも立ちません。 

★不満なトコロその12。。。(半分、冗談編)
コレは家の事ではありませんが、年末に担当の営業氏が届けてくれる住友林業のカレンダーがショボイ。。。 
特に、社有林の風景を撮った写真がショボイ。。。 
多分、社有林を管理する作業員の方がコンデジで撮影した写真を使っているんだろうケド、ソコまでケチらなくてもイイんじゃないかと。。。

ついでにカレンダーと一緒にくれる檜の卓上カレンダー。。。
貰った直後は檜の芳香が鼻をくすぐり良い感じなのですが、暫らく使っていると檜の香りは無くなり、ローガンのまめ八には小さすぎる数字と20㎝を超える大きさはまめ八の小さな机にはオーバーサイズ。。。
きっと住友林業の支店長さんクラスの机に似合うように作られたのかな?
オマケにそこそこ重いので落としたら大変。。。
まめ八部屋の無垢材(ライトオーク)の床には、2013年の卓上カレンダーが穿った大きな傷が付いています。 
その為、2014年の卓上カレンダーは使わずに大切にしまってあります。

 
★不満なトコロその13。。。(結局自分の不甲斐なさが原因編)
旧宅に比べて家が狭くなった事です。
特に収納が減った事により片付けが難しくなった事は頭が痛いトコロです。
“最初から家財道具類の事を考えて家の広さを決めれば良かっただけじゃないか・・・”
そう言われてしまえばその通りなんですが、それじゃ何故に収納スペースをたっぷりと取った家を作らなかった(・・・作れなかった)のかと言うと、住友林業の坪単価が高かったからなんです。つまり予算的にコチラが希望する広さの家をつくる事が出来なかったワケです。
アフターサービスや信用、あるいは品質をとるか、その点を割り切ってローコスト住宅にするか。。。
一般的な収入のご家庭なら必ず悩まれるトコロですよネ。
まめ八は、考えた末に前者を選択した訳ですからこの点に関して不満を言ってはいけないでしょうし、最終的にはまめ八の甲斐性がない事が一番の理由である事は解っていますが、新しい家の一番の不満点として敢えて挙げておきました。 

以上、住友林業の家に入居し、1年間生活して目に付いた不満を書き連ねてみました。
「昨日の記事では住友林業の家に満足している・・・なんて書いておいて不満の方が多いじゃないか!
というお叱りの声も聞こえてきそうですが、不満はどれも小さな事ばかり。。。
コレから住友林業で家を建てられる方の参考になれば・・・と思い、敢えて取り上げるまでもない事も含めて 書かせて頂きました。
それに“無いモノねだり”は人間の性。。。
いろいろ不満を書き連ねましたが
「住友林業で家を建てて良かった。。。」
という気持ちには嘘偽りありません。。。

さて、次回は、『入居1年の雑感』企画第3弾 ~付けて良かったと思う住宅設備~と題して、ほぼ標準仕様のまめ八の家で予算的にかなり無理をして取り付けた数少ない住宅設備の中から、コレはお奨め というモノをピックアップしてみたいと思います。