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皆さんもご存知のアンデルセン童話の1つ。他のアヒルの子に比べて容姿のみにくいアヒルがいじめられ悲嘆にくれていたんだけど、大きくなってみたら実は美しい白鳥だったという話。
有名な話に自分の経験を重ね合わせるのは、おこがましいかもしれないけど、全然ダメとか言われていて、ヤミクモにやったら、そんなにダメじゃなかったという経験が僕にはある。
僕は若い頃、喋れない、技術ない、自信なさすぎ、ただ根性だけのシステムエンジニアと言われていた。3重苦。技術はダメじゃない!って自分では思ってたけど、しゃべれないから、きっと技術もダメってことだったように思う。一事が万事。
白鳥に違いないbloodthirsty butchers
そんなイケてない僕に、上司は僕が活きるような機会を与えてくれて、自分が納得できる成果をださせてくれて一変した。欠点ばっか指摘されて、しぼみきっていた僕は、そんなで自信を持つことができた。欠点ではなく長所をのばそうとしてくれた。ヤクルトの黄金期の野村監督の再生工場みたいに。感謝、感謝だ。
その後、教育とか組織について学んでみて、細かい欠点ばかり指摘して才能をつぶしてしまうって話を、幾度か聞いて、そのたびにホントもったいないことだと思った。良いところを伸ばそうとして成長させてくれる人もいれば、あげ足取るようなことでお互いにハッピーになれないこともあったりで、千差万別だ。
多様な価値観は、当たり前を当たり前以上にする。
僕は密かに起業してみたいって思いを若い頃から抱いていた。その思いにブレーキをかけていたのが先ほども述べた俗にいう「コミュニケーション能力」の不足だ。僕はコミュニケーションの表面的な部分、つまりアナウンサーのように流暢に話す、シーン、シーンに合わせて素敵な言葉を巧みに使う、ってことを過剰に意識して、僕は今でもそうだけど、そういうの苦手なので、劣等感を過剰に持ってって、みにくいシステムエンジニアに陥っていた。僕が若かった頃は今以上に「コミュニケーション能力」という言葉が一人歩きしてしまうほど神々しい響きを放っていて、そういった「能力」が無かったことで、みにくいアヒルのように笑われていたことが自信を喪失させていた。
たとだとしくてもいい、相手の感情をおもんばかって、でも相手を立てすぎることなく、自分もしっかりと伝えることを、その場の空気を感じることで、うまく交換できるようにすることが一番大切なんだって今は確信できるようになった。アサーティブ(※)。つっかえたり、妙な間があったり、時には言葉を間違えたり、声が裏かえったり、そんなでも全然OK(恥ずかしさを隠せない時も、ままあるけど)、大したことじゃないって思う(ようにしている)。本当かどうか分からないけど坂本龍馬もたどたどしかったらしい。
※相手を尊重しつつ、自分の思いを適切に表現し主張すること。
たどたどしい僕の製品デモ
自分はできないと思い込んで(思い込まされて)可能性を狭めてしまっていることって以外に多い。実際に自分がそうだったから。限界を知ることは大切かもしれないけど、そもそも限界なんて、いい加減なことも多い。損切りのライン、つまりお金とか期間の限度を設けて、とことんやってみるのもいいと思う。ひょっとしたら白鳥に化けるかもしれない。たとえアヒルのままだったとしても、みにくいなんてことない、味わい深い、かっこういいアヒルなんだ。ダメだったけど、ここまでは出来たって自信は次に生きるだろうから。
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