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常識と闘ってきた過去の偉人(変人)を登場させ反骨をアピールしたiPhoneを作っているアップル社の1997年頃の伝説のCM。今からは想像できないけど1997年当時のアップル社はWindowsに押されまくって瀕死の状態だった。そんな中、一度はアップル社を追い出されていた創業者ジョブズの復帰とともに、このCMがアップル社にとって巻き返しのノロシとなった。実際に見ていただきたい。声はジョブズ本人によるものだ。
クレージーな人たちがいる
反逆者、厄介者と呼ばれる人たち
四角い穴に 丸い杭を打ち込むように
物事をまるで違う目で見る人たち
彼らは規則を嫌う
彼らは現状を肯定しない
彼らの言葉に心をうたれる人がいる
反対する人も 賞賛する人も けなす人もいる
しかし 彼らを無視することは誰にも出来ない
なぜなら、彼らは物事を変えたからだ
彼らは人間を前進させた
彼らはクレージーと言われるが 私たちは天才だと思う
自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが
本当に世界を変えているのだから
いかがだっただろうか?放送されていた当時、僕はアートなCMで格好いいなって感動した記憶がある。「今までの生きてきた中で一番」って表現はうさんくさいけど、僕にとってこのCMはまさに、そんなCMだ。
改めて見てみると小じんまりとしたライブハウスでのレコード会社の求める商業的な音に迎合しない素敵なロックグループの演奏の後と同じような高揚を感じる。それと投げキスをしていたマリア・カラスはホント美しすぎる。
「バカじゃない?」とか「非常識!」とか「あいつKYだから」といった言葉によって考えが抑制され一つの色に染まることの妥協を強いられてしまうことがある。今まで出会った人の中に「意味が分からない」がログセな人がいた。その人の言い方、表情、首をかしげるしぐさ、から「バカな変わり者」って軽蔑をすごく感じていたものだから僕は常識的に振る舞うことを妙に心がけた。そんな僕の過去は自分を小さくするだけで何のプラスもないどころか、成長を止められていたことに、ある時に気づいた。
意味が分からない、より、違いが分からない、方がずっとヤバい。
自分が知らないところで知らないことが起こりだしていて、ひょっとしたらそれが上手くいってしまうことで自分の相対的価値が下げられてしまうかもしれないといった嫉妬に近い小さな怖さをかき消すために未知を汚そうとする人がいる。そんな卑屈を真に受けて前への歩みをゆるめる、はたまた止めてしまうのって残念すぎる。
組織の状況がイケイケな右肩上がりの時は誰がリーダになっても結果はさほど変わらないから減点主義のもと失敗しなかった人、欠点がない人、妙に偉い人に合わせまくれる人、が評価されていたけど、今までの常識が多くの場面で通用しなくなりつつある今、コトナカレを放置し続けると下手したら新興国に追いぬかれて・・・なことになってしまうから加点主義によって「で強みは何なの?」が重視され失敗とか異質とかは問題にならないばかりか、むしろ価値になるという話を随分と聞くようになった。そういったこと無しに変われる眠たい状況ではないから。
新聞で既得といった岩盤を安倍首相がドリルとなって穴を開けるみたいな表現がされていた。政治の状況は随分とよくなってきた気はするけど、良し悪しに関係のない現状キープへの「配慮」も今だに強く感じる。急進的に進んで潰されてしまっては元も子もないから仕方ないと思う。僕は起業して社名をRadical Balanceとした。極端ばかりでは怪しい、調和ばかりではつまらない、丁度いいくらいでってことで。ただタイトルのCMを見て少しRadical(極端)に振れてもいいのかなって思った。そう、四角い穴に 丸い杭を打ち込むように。
CMの2番めに登場したボブ・ディランのLike a rolling stones
iPhone/iPadの業務用アプリの開発会社を起業しました。 社名:Radical Balance(ラジカルバランス)株式会社 調和だけではつまらない、極端だけでは怪しい、だからいい塩梅でってことでネーミングしました。下記ホームページにそういった思いを綴っています。 ホームページ http://www.radical-balance.co.jp https://www.facebook.com/radical.balance.co.ltd 連絡先 tjibiki@radical-balance.co.jp ご興味ございましたら気楽にご相談ください。 |
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