絆としがらみ[No.179] | 起業して不安はあるもののワクワクしている50歳・IT技術者・中小企業診断士のブログ
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日経新聞のコラムでかつては田舎での人間関係がしがらみで、それを断ち切り上京して関係を作り直すみたいなことがあったけど、今は地元の人間関係をきずなとして大切にしている人が多いということが載っていた。マイルドヤンキー。僕はどちらも素敵なことだと思う。

どっちつかずな事言うな!って言われてしまうかもだけど、僕は田舎に今は住んでいないが、久しぶりに田舎の友人に会うと、とても気持ちがゆったりして癒される。その一方で、次に示すようにマッサラからスタートってのも凄く気持ちが分かる。

どういうことかというと、若いころデビューという言葉が使われていた。高校デビュー、大学デビューから就職デビュー。人間関係がガラガラポンで入れ替わるタイミングで自分のイマイチなそれまでを捨てて素敵に生まれ変わることである。ファミコンのリセットボタンを押すみたいに。そんな”脱皮”にたいして「何デビューしてんだ?」みたいな言葉が使われていた。

そういったクサリみたいなしがらみ、過去のゴクゴク狭い範囲の序列に従ってずーっと縛られていないといけないのかな?って理不尽を感じていた記憶がある。もちろん、今ではそんな想いは全くないけど。僕は子供の頃、内気でリーダシップとか皆無で自分の思いを人に伝えて理解を得た上で動いてもらうとか微塵も考えていなかったから。でも社会に出て、そういうことが要求されて四苦八苦しながら身につけていった。

勇気を出して素敵に変わることに遅すぎることなんてない。僕はオヤジデビューを密かに、かつ本気で狙っている。

僕たちが若かった頃、先生による体罰は当たり前のことだった。おっかない先生ほど人気、人望があって、一種のきずなみたいなものを生徒に感じさせていた傾向があった。反対に嫌味、人格否定や他者との比較とか、社会に出ても少しはいそうなネチネチな先生は僕にとってしがらみだった。

体罰なんてあり得ない今、立場の低くなった先生に対して生徒が挑発してしまうことがあるらしい。殴れば?って。それをモンスターな親もあおる。何か変だ。社会でも立場とか上下関係を汚く利用する人がタマにいるけど、そういう人が増えてしまうのかなと思うと残念だ。

驕れる者久しからず(※)

(※)自分の地位の高さをいいことに横暴・高慢にふるまう人は長続きしないということ。平家が隆盛を極めてから滅亡するまでに長い時間はかからなかったことがモチーフとなっている。

いっつも偉い人に調子あわせて、心地よい地を求めて飛び回る渡り鳥よりも、健さんみたいな不器用さに憧れる。でも健さんが実は器用だった?なんて話もある。実は僕もホドホドに器用でいたいなとも思う。子供いるし、年取ったんで。そんな健さんも人っぽくて、きっと素敵だっただろうと思う。


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