ABC管理〜エコヒイキも必要なんだ[No.158] | 起業して不安はあるもののワクワクしている50歳・IT技術者・中小企業診断士のブログ
文章長すぎ!って方は赤字部分だけお読みください。
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ターゲットの重要度を何かしらのモノサシに基づいてランクに分けて、重要ランクのターゲットには時間、お金、労力を惜しまない、そうでないターゲットはそれなりに、ということで効率的にやっていきましょう!ということ。メリハリ。例えば、より利益をもたらしてくれるお得意さんには特別扱いして更に買ってもらって少ない労力で利益を伸ばそう!ということである。


僕はかつて皆に同じでないとズルい、公平じゃないとダメだって思っていた。子供の頃、エコヒイキがものすごい担任に当たってしまい随分と悔しい思いしてたから。赤毛のアンに出てくる女生徒プリシーにたいする特別扱いを越えた薄気味悪いくらいのフィリップス先生の偏愛みたいに。僕は、とびっきり嫌われていたし、その腹いせみたいなことで困らせたりもしていた。好かれようなんて、とんでもないけど思えなかった。

でも社会に出てもこういうことって当たり前にあることを知って、面倒なことになるから反発とかって気分は起こらなかったけど、僕はそうはなりたくない、絶対、だから皆、同じじゃないと!って思いを強くした。

ただ世の中、同じもの見て感動できる人・そうでない人、お金に対する考え方が同じ人・そうでない人、ラーメン二郎が好きな人・無理な人、ロックが好きな人・クラシックが好きな人、ハリウッド映画が好きな人・仏映画が好きな人、と色々な人がいる。こちら側ではいかようにもコントロールし得ない「異」「違」が存在して、そういうことに敬意を表せる素敵な人もいれば、軽蔑する人もいたりする中で皆に同じは絶対無理だって社会に出て随分経ってから気づいた。


好き嫌いが明確に分かれる二郎

皆に好かれようとすると薄っぺらになるし、何より疲れてしまう。自分の価値を分かってくれる人により熱心になればいい。人生一度きりだし、しかもそんなに長いわけでもないからイキイキしていないと!

少し激しめのmy way

カンブリア宮殿という番組でラッキーピエロという函館のハンバーガー屋が紹介されていた。その中で社長は全てのお客に平等って普通かもしれないけど、100円買ってくれるお客さんより1万円のお客さんをヒイキするのは普通のことだって話してた。プレミア客が来店するとハグしたり、新商品の開発や値決めをプレミア客とともに行って店の運営に参加してもらう運命共同体みたいなことで、責任をもってもらいつつ愛してもらっているとか言っていた。

またその社長は好きな商売でないとやらないし、お客を好きになれないといけないと言っていた。またマス(全体)マーケティングの時代は終わっていて小さなグループに徹底的に楽しんで貰えばいいって言っていた。僕はそれを見て改めて好きになれない仕事はやらないほうがいいし、どうしても好きになれないお客さんとは無理に付き合わなくてもいのかなと思った。

ABC管理でよく言われるのは、2割の素敵なお客さんが利益の8割をもたらす、だから2割のお客さんを大事にしまくりなさいということ。1割のクレーム好きなお客さんに労力の半分を奪われてしまうのは悲惨なことだ。

郵政民営化の賛否が議論されていた頃、日本中あまねくのユニバーサルサービスを維持するには効率性、経済性の犠牲も仕方ない、だから公共性を伴った郵便局は必要なんだって意見をよく耳にした。僕の実家は小学生の時に通学距離が一番遠かったほどの山奥にあるので、それこそ郵便局の配達員からすると下から5%くらいの厄介なお客さんてことになる。医療、福祉も同じような問題を内包している。効率性と郷土愛の綱引き。コンパクトシティみたいなABC管理的なことで中心部にギュッてこと言わないで、流行りのITでなんとかしてくれたらと思う。「どこでもどドア」作ってしまうとか。そういえばgoogleがそのうちそれに近い、自動運転車を作ってくれるみたいだ。

効率性を考えると⬇️を押すことになんの意味もありません。でもたまには非効率もいいもんです。だからお願いします!
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