収穫逓増〜突然炎のごとく[No.151] | 起業して不安はあるもののワクワクしている50歳・IT技術者・中小企業診断士のブログ
文章長すぎ!って方は赤字部分だけお読みください。
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目標に向けて努力を始めて暫くは効果があまり見えない辛い辛いホントに辛い状態が続くけど、あるラインを超えた時に一気に成果が炸裂することがある。川端康成の小説「雪国」で長い真っ暗なトンネルを抜けるとそこは思いを寄せる女性との切ない恋が展開されるまぶしくも、もの哀しげな銀世界が突如として広がるように。

僕は今、中小企業診断士の論述試験の勉強をしている。勉強を初めて約1ヶ月が過ぎて、ようやく最近、出題者の要求の意図を把握して、それに適合したブレていない回答が浮かぶことが多くなってきた。こういう気分になったのは4日くらい前からで、始めに考えたことに対して、もう一人の自分がこういう別の観点もあるぞ!って多くのアドバイスをしてくれるようになり、その中に出題者の要求への答えが含まれていたりする。それまでは、自分の考えたことと正答には明らかなズレがある独りよがりな回答が多く非常に辛い努力が続いていた。視野狭窄。光明が差してくると努力も楽しくなるから成果も増し、さらに、よしっやるぞ!ってことで努力を増す。一進一退の踊り場からインフレスパイラルへ。

努力による成果は徐々に目覚めるのではなく、突如とした覚醒であることが多い。



僕は以前ブログで書いたけど、完全を求めるがあまり、がんじがらめになってしまったことがある。自分のこうあるべきってことに到達できなくて僕は全然ダメだなって落ち込んでばかりいた。何がキッカケかは忘れたけど、「自分が求める完全さを兼ね備えた人って誰だ?」って考えるようになって、結論は「そんな人いない」だった。そんな思いを持ってから自信を取り戻すのは早かった気がする。どんよりとした重々しい雲がサッと追い払われ暖かい陽が差してきた時みたいに。「べき」はさっさと捨ててしまうべきだ。

皆、そこそこでやっている。ただ見せ方が上手い。

成果を実感できるまではホントに辛い。でも、そんな真っ暗なトンネルを抜ければ、キラキラ光り輝く明るいな世界が広がっている(かもしれない)。そんな暗と明のコントラストが大きいほど気持ちいい。いつまでもダラダラやり続けるのはダメだけど期限を決めて、それまでは辛くても耐えて続けていくうちに効果はある日、突然やってくる、そんなワクワクを信じて中途半端で止めないことが大切だと思う。

息子が自転車に乗れるようになりたいというので練習することになった。僕が後ろを支えながら随分と練習した。でも、スピードをつけると安定するということを体で覚えてからは一気に上達した。スピードは安定を生む。僕もある程度のスピード感を伴いながらフラフラしないように前に進んでいきたい。sonic youthみたいに。後ろを振り返ってグズグズしてたら真っ暗なトンネルの中で転んでしまう。

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