機先を制する〜タイミングで効果は全く異なる[No.116] | 起業して不安はあるもののワクワクしている50歳・IT技術者・中小企業診断士のブログ
文章長すぎ!って方は赤字部分だけお読みください。
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「機先を制する」とは相手より先に動くことで、相手の勢いを抑えこみ、自分にとって有利な状況を作り出すこと。


不利(有利)な状況の時に、先手を切って、勢い良くハッタリかます(かまされる)ことで、主導権を握れる(られる)場合がある。僕はかつて人を疑うことがあまりなかったので、この手のやり口に弱かった。明らかに相手側に責任があるにもかかわらず、相手が妙に強気に出てくると、何となく自分の側に責任があるかのような気持ちになってくる。弱さを見せようものならば相手はさらに勢いを増す。何か変だな?と感じながらも押しまくられ、後になって悔しい思いをする。人生経験の浅かった僕は「機先を制する」作戦の存在なんて全く分かっていなかった。負けを重ねて分かることってある。

あれよあれよという間に勢い良く押されてしまった時は、躊躇なく、それ以上の勢いで押し返さないといけない時がある。

このようなハッタリを今後、付き合いが無さそうな人に使うのはまだいい(良くないか・・・)と思うけど、長く付き合って行く人にコレやるのは非常にマズイ。絶対、後でバレて信用落とすから。

また、競争戦略の観点から考えると、他者に先んじて市場に参入すると次のようなメリットが生じる。

■お客は最初に手にしたブランドに強い愛着を感じる。男にとって最初に付き合った女性が特別な存在であるように。

■切り替えることで新たな慣れ、学習が必要であったりすると面倒だから、このままでいいや!ってことで最初のブランドを使い続けることが多い。僕もパソコンは今、Macを使っているがWindowsから乗り換えた時は右クリックがなかったりで戸惑いも少なくなかった。男女間において慣れ、マンネリはあまり歓迎すべきことではないが。

■使いやすくするために追加でお金を払っていたりすると、それを捨てるのがもったいないということで切り替えを躊躇してしまう。僕はiPhoneのアプリに何万円もかけているので、相当な理由がない限りandroidにすることはないだろう。貢いだ贈り物が多いほど、その女性に執着してしまう人みたいに。

■市場に投入されたばかりの新商品に真っ先に飛びつくのはお金に糸目をつけないマニア層が多いため高めの価格設定が可能になる。都会から転校してきた洗練された女の子に田舎の男の子の多くが多少の間、切なさを抱えるように。

僕もスピード感をもって事にあたっていきたいと思っている。自分が大切にしていること、興味があることは自ら積極的に情報を取りにいかないと!って強く思う。他者がまだ知らない、または興味を持っていない、寧ろ「くだらない、無駄」とかバカにしているようなことを深堀りしてみて、これから手がけていきたいことにピタってハマるような価値のある、でも未だそれは一般ではない、ものを掘り当てられたら素敵だ。本当にバカなことも多いけど。一見、遠回りに見えるかもしれないけど、結局、一番早い。こんなふうに死ぬまでSONIC YOUTH(音速の若者)でありたい。未知にたいして眉をひそめるのではなく、何か面白そうだなってスタンスでずっといたい。

つい先日、公開されたappleのiTunes Matchサービスを公開日に試してみた。自分の持っているCDからiTunesに取り込んだ曲をクラウド経由で聞くことができるサービスだ。我が家は対象となる端末が7台あるので、各々に曲を同期させる必要がなく、聴きたい時に聴きたい端末でストリーミングすればいいので非常に快適だ。トヨタの在庫を極力持たないJITみたいに。さらに低音質で録音された曲でiTunesで販売されている曲については高音質に置き換えてくれるのも、とっても嬉しい。またバックアップにもなる。ただ、初物はトラブルがつきもので最初のappleのサーバへの登録作業にてごずり一日半を要してしまった。だからといって「まったく最近の若者は」みたいなつまらないことを言うつもりは毛頭ない。

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