不育症学級 その1 | そにっぷ Days

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夫、小学生の子供と3人暮らし。夫婦ともに高齢。
賃貸住宅。
先天性片腎ですが問題なく生きてます。少し喘息持ち。
2023年3月 夫が悪性リンパ腫になったけど2024年に寛解。





いろいろ悩んでいても何も解決しないので、新横浜の杉ウイメンズクリニックの不育症学級を受けてきました。
杉先生はご存知の方も多いかと思いますが不育症研究の日本の第一人者の方です。

なるほど、と納得できることが多く、「まだ私は不育症と呼べる段階ではない」ということがはっきりわかりました。
これだけでも大きな進歩かと思います。目の前の霧が晴れた感じです。
(だからといって妊娠できるわけではないですあせる

難しい話題も多く、私の解釈があっているかも定かではないので詳細は割愛します。
ざっと、何をもって自分は不育症ではないと感じたかだけ書きます。

☆自然流産の頻度は約15%。そのうち約80%は染色体異常の自然淘汰。
染色体異常の自然淘汰は不育症ではない。
受精卵の段階で40%→胚盤胞25%→着床10%→新生児0.6%
という状況で自然淘汰されていく。
つまり胚盤胞になれる卵の中でも1/4は染色体異常である。

☆流産率は
平均 10%
35歳 20%
40歳 40%
42歳 50%
とのこと。(これ以外の年齢は事例に出てきませんでした。)


2回流産して次になんの治療もせず授かった数→80~90%
3回流産して次になんの治療もせず授かった数→50~60%
(全年齢平均)


流産の原因の80%は自然淘汰である、それを二回繰り返す人は0.8x0.8=0.64
 → 2回流産歴の人は64%で不育症検査異常なし

それを三回繰り返す人は0.8x0.8x0.8=0.51
 → 3回流産歴の人は51%で不育症検査異常なし
(全年齢平均)
不育症検査異常なしの多くは原因不明症ではなく、偶発的流産を繰り返しただけである。

ただし、年齢が若ければ流産の確率も下がるので、20代なら2回流産しているなら何らかの不育症原因があるという可能性もあるので、若い人なら早めに検査したほうがいい。
(ということは高齢になればなるほど不育症検査しても異常がでないということがありえる)


φ( ̄^ ̄ )メモメモ・・・
というわけで私はおそらく不育症でもなんでもないんだろうな・・・とここで一旦思うことにしました。

あとは検査項目について。

不育症一次スクリーニング検査各項目の説明
・子宮形態検査 (子宮卵管造影検査(HSG)、sonohysterography、二次元・三次元経膣音波検査)
・内分泌検査(甲状腺機能(fT4 TSH)、糖尿病、血糖値)
・夫婦染色体検査
・抗リン脂質抗体検査(抗カルジオリピンIgG抗体、IgM抗体、ループスアンチコアグラント)

不育症選択的検査の各項目の説明
・抗リン脂質抗体検査 (抗PE IgG抗体、抗PE IgM抗体)
・血栓性素因クリーニング (第XII因子活性、プロテインS活性もしくは抗原、プロテインC活性もしくは抗原、aPTT)

という検査があるとのこと。

血栓傾向のある人は不育症になりやすいということだそうです。
(薬で対応可能とのこと)

記事は続きますが、一旦ここで厚生労働省不妊症研究班が各都道府県・市町村の不妊・不育相談窓口に出している相談マニュアルのリンクをおきます。
杉先生も作成メンバーだということです。わかりやすいそうです。(PDFです)
反復・習慣流産(いわゆる「不育症」)の相談対応マニュアル

(すべて素人が聞いた話なので間違っていたら御免なさい!)