最近、連続してフランスに関連する本を読みましたので、
興味がある教育分野の本に偏りがあることをご承知おきください。
オススメ順でご紹介していきます。
「フランスはどう少子化を克服したか」
フランスはどう少子化を克服したか (新潮新書)
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図書館で借りたのですが、
日本もそうですが、
同じ問題を抱えていたフランスがどのようにその問題を克服してい
フランスは素晴らしいだけの国ではないですが、
フランス政府は「母親の育児能力の限界」
人間としての能力の限界があって、スーパーウーマンではない。
日本って結局のところ「母は偉大」「お母ちゃんすごい」
「こんなこともまともにできない私は母親失格(悪い母親)
「子育ては1人の人間が負うには大きすぎる負荷である、
著者の高崎順子さんの対談記事→★ にも書かれていますが、『日本だったら多分それは「
いまだに「認めてはいけないこと」に縛られて、
都合が悪いことでも、現状を認めること。ここから、
子育て施策をするすべての方の必読書にしたい本でした。
哲学する子どもたち: バカロレアの国フランスの教育事情
哲学する子どもたち: バカロレアの国フランスの教育事情
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子どもがまだ1歳になるかならないかで日仏ママ友との話題に上る
日本の学校についてはよく知っているので、
最初にご紹介した「フランスはどう少子化を克服したか」
こちらは、日本でいう中高生レベルの教育についての本です。
皆さんはフランスのバカロレア(高校卒業試験)
哲学では「労働の減少はよき生を意味するか。(
齢30を超えている自分でもまともに答えられないのではないかと
高校時代小論文は得意だったのですが、
フランスでは中学生から「
バカロレアでの哲学の点数は大人になっても語り草になるらしく(
同じ会場の美人女学生に自分の下書きを丸めて投げてしまったため
筆者自身が現役中高生の母親なのですべてのエピソードが非常にリ
一昨年起きたシャルリー・エブド事件がきっかけで、
日仏の教育比較としてなかなか面白い本でした。
ちなみに、
フランス暮らしは、もう、めっちゃくちゃ!―福祉国家の日常
フランス暮らしは、もう、めっちゃくちゃ!―福祉国家の日常
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図書館で借りた本です、
この本の面白いところは、中流(から、どちらかというと下流)
だいたい、
上に挙げた本はどちらかというと「お勉強」感が強いですが、
頭を使わずに読めます。
本の中で土地と家を買おうとするエピソードが出てくるのですが、
子どもの学校の転校手続き等もぜ~~~んぶ済ませたあとで、
その後、彼らが安住の地を見つけられたのか気になっています。
彼女、ブログやってないかな?
パリの朝食はいつもカフェオレとバゲット ―フランス人はなぜ仕事と子育ての両立が上手なのか?
こちらも図書館で借りた本ですが、私は全然面白くなかったです。
筆者は元新聞記者なのに、本の内容は駐在主婦のブログ。
元新聞記者らしく、独特の切り口での分析などが欲しかった。
・マルシェで親切にしてもらえました~
・ママ友とランチにご招待しあいます。
・前駐日フランス大使の奥様にフランス語を習いました。
「あ、そうですか」という以外言葉が見つからない…
フランスに行ったことがある、
本にする価値はないと思いました。