2:35から
Like the sun, a brightly burning star
燃えさかる太陽のように
Dance like a crazy, crazy, crazy in the light
クレイジーに陽の中で踊れ
実はこの歌詞
Like the sun, a brightly burning star
燃えさかる太陽のように
Dance like a crazy, crazy, crazy in the light
クレイジーに陽の中で踊れ
は、それまでの歌詞と違ってひとつ殻を破っています。
それまでは、
Let's go crazy until the sun rises
太陽が昇るまでクレイジーになろう
Unbeknownst to anyone Oh, yeah
誰にも知られずに そうだよ
というように、昼は制約のある暮らしをしていても、夜は自由にしよう的なニュアンスだったのですが、最後のポストブリッジになってから、昼と夜を使い分けなくてもいいんだというように変わっています。
曲の最初で、I.N.がむなしく大空を見つめていたときからすると、次第に自由になっていくような、どんどん羽ばたいていくような、大きな変化ですね。
SKZの成立の歴史などを振り返れば、こうやってだんだん素の自分を出していく、実力をつけてその分自由になれていく、そういった過程も思い起こされます。
ここからは終焉に向かい、現在の自由で仲良しで思いやり溢れるSKZの自然な姿とその間に挟まれるダンサーのショット。
そしてI.Nのアップ
最後のつぶやきは「誰にも知られずに」ですが、これは心の中のことだなと感じます。
自分の変化は誰にも知られずに、誰にも言う必要はない。自由になれるのは自分次第。しかし日常は続く、そんな意味で最初と同じI.N.のショットで締めくくっているように思います。
ポスト・ブリッジとアウトロは、シェークスピア劇でいう、Catastrophe(終焉・大詰め・大団円)
物語風に言えば
こうして内にこもっていた二人は自分自身を取り戻し
友人と一緒に明日に向かう勇気をもらいました。
同じ生活は続くけれど彼らの心は自由です。
インディ映画のようなモノトーンのミクロコスモスにどっぷり浸からせてくれたDLCのstory tellingはここまでです。
最後までお読みくださってありがとうございました。
深謝。