DLC (11) さらに広がる自由世界へ | SKZの音楽性を讃えるSound Mosaic

SKZの音楽性を讃えるSound Mosaic

Stray Kidsの音楽性をこよなく讃えるブログです。主に2020年以降のアルバムからランダムにMVを取り上げて深掘りしていきます。更新は週3回程度のスローブログ。読んでくださってありがとうございます。

2:35から

 

Like the sun, a brightly burning star

燃えさかる太陽のように

 

Dance like a crazy, crazy, crazy in the light

クレイジーに陽の中で踊れ

 

実はこの歌詞

Like the sun, a brightly burning star

燃えさかる太陽のように

Dance like a crazy, crazy, crazy in the light

クレイジーに陽の中で踊れ

は、それまでの歌詞と違ってひとつ殻を破っています。

 

それまでは、

Let's go crazy until the sun rises

太陽が昇るまでクレイジーになろう

Unbeknownst to anyone  Oh, yeah

誰にも知られずに そうだよ

 

というように、昼は制約のある暮らしをしていても、夜は自由にしよう的なニュアンスだったのですが、最後のポストブリッジになってから、昼と夜を使い分けなくてもいいんだというように変わっています。

 

曲の最初で、I.N.がむなしく大空を見つめていたときからすると、次第に自由になっていくような、どんどん羽ばたいていくような、大きな変化ですね。

 

SKZの成立の歴史などを振り返れば、こうやってだんだん素の自分を出していく、実力をつけてその分自由になれていく、そういった過程も思い起こされます。

 

ここからは終焉に向かい、現在の自由で仲良しで思いやり溢れるSKZの自然な姿とその間に挟まれるダンサーのショット。

 

そしてI.Nのアップ

 

最後のつぶやきは「誰にも知られずに」ですが、これは心の中のことだなと感じます。

自分の変化は誰にも知られずに、誰にも言う必要はない。自由になれるのは自分次第。しかし日常は続く、そんな意味で最初と同じI.N.のショットで締めくくっているように思います。

 

ポスト・ブリッジとアウトロは、シェークスピア劇でいう、Catastrophe(終焉・大詰め・大団円)

物語風に言えば

 

こうして内にこもっていた二人は自分自身を取り戻し

友人と一緒に明日に向かう勇気をもらいました。

同じ生活は続くけれど彼らの心は自由です。

 

 

インディ映画のようなモノトーンのミクロコスモスにどっぷり浸からせてくれたDLCのstory tellingはここまでです。

 

最後までお読みくださってありがとうございました。

 

 

深謝。