クラシック音楽には明るくないですが
本物を聴いてこようと思って
前にチケット買っておいたコンサートに行ってきました

プラハ放送交響楽団@大阪シンフォニーホール

スメタナの作曲による モルダウ
ドボルザークの 新世界
など

とりあえずウィキペディアを読み漁って予習。
ドボルザークなんて、子供のころからバイオリンが上手だったのに長男だからと家業を継ぐべく肉屋の修行をして、肉屋の専門学校で必修だったドイツ語の先生に音楽的才能を見出された、しかも親は資金もないから息子を音楽家にさせる気はなかったところを叔父が学費を払って音楽の勉強をさせたそうです。面白すぎです。


ふるさとチェコが生んた大作曲家の世界的ヒット作、たぶん自国ではもはや当たり前過ぎて演奏曲に選ばれないかもしれない有名曲を、日本の聴衆のためにチョイスしてくれた感じでした。知ってるメロディーが情感豊かに見事に演奏されるのを聴くのは、とてもよいものですね。
モルダウをあんなふうに聴いたのは初めて。学校の音楽室でCDを聴いたときもいい曲だと思ったけど、ぜんぜん違う。フルートが先行して奏でる複雑な三連符の繋がりからいきなりやってくる「ぼへーみやーのかわよ、モルダウよ。」鳥肌たった。勉強になりました。

「新世界」の最後、すごくアメリカっぽいブギウギピアノみたいなラインが一瞬出てきて、びっくり。ドボルザークは晩年、音楽学校の院長として迎えられてアメリカに住んだそうで、納得。難聴がひどくなり、「新世界」を書き終えたころには耳が全く聴こえてなかったそうです。


海を渡ってきた100人ちかいプロが呼吸を合わせて一斉に奏でる楽器の音
電気を通さない生の音
バイオリン40人くらいとかチェロもたくさん
コントラバス6つとか、ジャズではあり得ない😅
数は少ないのに存在感あるフルートやホルン
クラリネット、トランペット、
ティンパニーはもちろん、トライアングルてなんて効果的
トロンボーンやチューバがステージ奥で低音を守ってて
ハープも。
オーケストラとは、なんてすごい編成だ。
真ん中で、全身で指揮棒を振る指揮者さんは、険しくなく、あたたかくて人望ある感じ


ふるさとの曲を異国で熱演する一団の姿は、とても美しかったです。


コンクールで優勝した若手が華々しく取り上げられることが多いようだけれども
年季の入った表情豊かなベテランたちの演奏のほうに私は惹かれるなあ

ああ、美しかったなあ


高かったけど
しょっちゅうは行けないけど
せっかく聴くなら
やっぱ一階オーケストラシート。




勉強のためにプログラムも買いました



今までもクラシックコンサートには何度か行きました。ニューヨークフィルがセントラルパークで野外コンサートをするのを友達とワインとおつまみ持って芝生に寝転んで聴いたり。

しかし、いったい何を聴いていたんだろう。


これからはシンフォニーホールのあの空間とチェコのオケの人々を頭の中で広げてオーケストラ音源を聴けます。






さて、帰って練習。



 Songbird TAeKO