「5月21日、一足足お先に、薫ちゃんのCD3枚、
フライングゲットした。
やばいやっぱりヤバイです。
SUMMER HOLIDAY、Tear-DoropsのBlu-spec2を聴きましたが、
う~ん本当に良い音。
薫ちゃんの歌が自然な感じにのびやかに伝わってくる。
声が艶やかです。
このへんの感じは佐野元春、久保田早紀のBSCD2でも感じたけど音は良いです。
(ウチのヤマハSoavo-3での印象ですが)
ああ、でも大好きな「フロントグラス越しに」の
SEの音でイントロを食っているのと、
フェードアウトが短いのが残念すぎる。
(オリジナルどおりだけど ^^;)
ここは、「プラネタリウム」もBSCD2で発売して欲しいところだ。
そして、ゴールデンベスト。
まだ数曲きいただけだけど、
BSCD2には及ばないですが、
こちらもいい感じです。
(発売は素直に嬉しいですが、
せっかくなら贅沢を言えばBSCD2で発売して欲しかったかなぁ。
消費者はわがままです 笑)
あと、裏ジャケットの薫ちゃんの写真のセレクトが、
僕としてはイマイチ感が否めません。
ライナーの中の写真はまあまあでした(笑)。
(あくまでも個人の意見です。)」
っと投稿して早5日(^^;)
ゴールデンベストも聴き終えた。
通して聴くと、薫ちゃんの歌の変遷が伝わって来るね来るね。
いままで様々歌手やバンドのベストアルバムが発売されている。
発売順にするものや、
聴くときの印象を考えあえて発売順ではなく、
ひとつのアルバム作品の体をさせようとするもの。
薫ちゃんのこの「GOLDEN☆BEST 須藤薫 シングル・コレクション」は、
基本的に年代順。
「LONELY DECEMBER」と「8月生まれ」が年代順ではなく
ボートラ扱いなのが惜しいが、
このベストは年代順で良かったと思う。
ソニーの時代、
ソニーを出た後の時代、
須藤薫&杉真理の時代。
この3つの時代の歌の変遷を、
このCDで一気に味わうことができる。
デイスク1
1. やさしい都会
2. 卒業
3. LOVE AGAIN
4. 恋に落ちよう
1と2のやさしい都会、卒業は
絶対このアルバムの中で浮くだろうなぁと思っていたけど、
さにあらず。
なんだろう、須藤薫プロローグのような趣(おもむき)。
2曲とも実際に歌うのは難しいだろう
薫ちゃんしか出せないあのハイトーンも、
デビュー曲から健在。
こうして聴くとやっぱりスゴイい!
そして、 3.LOVE AGAIN、4. 恋に落ちようで
一気にPOP'N ROLLな世界へ。
5. FOOLISH(渚のポストマン)
6. WOW WOW トレイン
7. THE BLACK HOLE
8. やさしい嘘つき
9. 恋のビーチ・ドライバー
10. 悲しみのジューク・ハウス
いいねえ。
で、ここまで聴いてふと考える。
これは一応シングルコレクション。
この頃はドーナツ盤だから、
A面B面で曲が構成されている。
あれ、あれ?
どこ、どこ?
A面とB面の境はどこどこ?
何このシームレスな流れ。
シングルコレクションにありがちな、
A→Bの凸凹がない。
そもそもB面は、
曲そのものの価値よりも
CD化されていないというレア度で重宝がられ、
いわゆるステ曲的な(素敵な曲ではなく、捨てる曲ね 笑)出来の曲が、
少なくないのだ。
ところがどっこい正一(ラストシンデレラ篠原涼子風ね 笑)、
このアルバムにそんなデコもボコもないのだ。
そしてFOOLISH(渚のポストマン) は、
突然終わらず、フェードアウトするのだ。
そしていきなりデイスク2へ(笑)
2. LITTLE SHORT ON LOVE
3. 裸足のままで
4. 遥かなる肖像
5. つのる想い
あれ、あれ、あれれ~
ない、無いぞ!
モメカルの、はるかなる先輩の後が、
(はるか先輩、本日の神戸チキンジョージでの
杉真理さんのライブ、ストリングスで盛りあげてください。)
いや違った、遥かなる肖像の後が、
いきなりハミングバードレコードの「つのる想い」に。
「同い年の恋」とか、
「坂道はパール色」とか
「気づかないで」が
シングルになっていないこの事実に、
このアルバムに収録されないこの事実に、
いまさらながら驚いている。
そうだった、そうだった。
Hello Again、More Than Yesterdayの頃は、
アルバムアーチストとしての地位を確立していたから、
シングルは出なかったのだった。
(決してシングルが売れなかったためではありません ^^;)
8. ミッドナイトにベイブリッジ
AKB48でおなじみの秋元康さん作詞。
9. 南の島からメリークリスマス
これは、ピチカート・ファイヴの小西 康陽さんが
プロデュースしてお蔵に入ってしまったシングルがあり、
(WINTER MOON (紙ジャケット仕様) のボートラにある)
それが本当に素晴らしいんだけど、
今回収録は、それではなく、後から録音されたものだ。
ちょっと残念かも(^^;)
15. ロマンティック天国
16. 君の物語
17. I WISH
18. Forever Young
ボーナストラックと銘打っているが、
須藤薫&杉真理の時代の曲たちが収められている意義は大きい。
須藤薫&杉真理での活動は、
薫ちゃんにとっても、僕らリスナーにとっても
とても重要だったと思う。
この4曲が、このアルバムに収められたことで、
よいコレクションになった。
16から18までの曲を、
薫ちゃんがこの世を去った今聴くと、
胸が詰まりますなぁ。
それまでは意外にも淡々と曲を聴けたのに。
欲を言えば、
最後のアルバムになった恋愛同盟から
「恋愛同盟」と、
遠藤響子さんとの「No Plan」が収めれていたらなぁ
とも思う。
このベスト盤を聴いて、
「おっ!この歌声なかなかいいなぁ」
と思ったあなた。
あなたの耳は正しいです(笑)
でも、
ずっとファンでいた僕に言わせてもらえば、
このアルバムは、言わば須藤薫ダイジェスト。
「須藤薫」の歌を本当に味わいたいのであれば、
ぜひ本編とも言える14枚のアルバムを聴いて欲しいと思う。
多分、ベストアルバム1枚聴くのより、
オリジナルアルバム1枚聴くほうが、
もっとエモーショナルになるし、
気持ちの充実感満足感が高いかもしれないと思う。
例えるなら、
ビートルズの赤盤しか聴いていなかったのが、
「Rubber Soul」や「Revolver」を聴いて衝撃を受けたような、
(これは僕の経験だ 笑)
そんなインパクトがあるはずだ。
名盤ばかりですよ。
特に1作目から8作目までは、
僕の思い入れが強いせいもあり、
特にオススメだ。
そして、いまだにその歌声を凌駕する歌手は、
少ないと思う。
評価されながらも、
(特に業界での評価は高かったと聞く)
なかなかポピュラーな存在にならず、
知る人ぞ知るシンガーだったけど、
なぜ「売れなかった」のに
今もこんなに評価されるのか、
分かっていただけるのではないかと思う。
そして収録曲が、2枚とも80分弱と、
CDの容量ギリギリまで詰め込んでいるところにも、
制作者側の愛も感じる。
そんな38曲。
今まで薫ちゃんをよく知らなかったあなたも、
よく聴いていたあなたも、
彼氏の車でドライブの時に、
嫌というほど聴かされた恵美ちゃんや
朋子ちゃんも、
是非お買い求めください。
絶対損はしない1枚だ。
是非聴いて欲しいアルバム達
1.CHEF'S SPECIAL
2.PARADISE TOUR
3.AMAZING TOYS
4.PLANETARIUM
5.DROPS
6.SUMMER HOLIDAY」
7.TEAR-DROPS CALENDER
8.Hello Again
9.More Than Yesterday
10.Tender Love
11.Continue
12.WINTER MOON
13.POP’ROUND THE WORLD(須藤薫&杉真理)
14.恋愛同盟(須藤薫&杉真理)
全部買っても35000円くらい。
ちょっと高いけど、一生もの。
大人なのあなたなら、これくらい安いと思います。
是非そろえて下さいね。
須藤薫 悲しみのジュークハウス( 恋のビーチ・ドライバー のB面)
B面ですか?B面です。なのにこの素晴らしい歌。