お渡ししたメッセージ集
「トーチューやってくれました。昨日のブログで期待してまっせと言いましたが想定を大きく上回る記事。カラーで杉真理さんと、ありし日の須藤薫ちゃんの歌うお姿も。交尾のニュースより、今はこちらが僕にとって一番価値ある記事。まだ買ってない方は今すぐコンビニへ。」
「トーチューの記事によると、ユーミンも須藤薫さんの前日のお通夜に出席していたそうだ。杉真理さんとのワンダフルムーン観たかったなぁ。薫ちゃんは特にプロに愛されるシンガーだったとも。」
須藤薫をおくる会を報じる東京中日スポーツは
ご覧になりましたか?
前回のブログにその期待値を書きましたが、
やってくれましたね。
東京中日スポーツ新聞。
たしかに半端な記事ではありませんでした。
記者の方の愛を感じました。
ユーミン(松任谷由実)さんも、お通夜にいらしてたそうです。
永久保存版です。
記者の方のFB記事によると、
あの記事を担当された記者の方、
「FOOLISH(渚のポストマン)」を聴いて、
いきなり大ファンになったそうだ。
薫さんの訃報記事、東京中日スポーツ以外はみな報じていたとのこと。
その記者さんがデスク担当だったにもかかわらずだそうです。
それはそれとし、
その他社の訃報記事のあまりにも小さな扱いにも悲しんだ記者さん、
「かけがいのない人を失った時は、
それにふさわしい紙面で見送るのが新聞人の務めだと思う。
。。。。。。
公式のファンクラブなどないのに、
小さな訃報しか載らなかったのに、
関係者の倍にあたる300人の人たちがかけつけ、
一様に深く悲しみ、涙を流していた姿が、
何より彼女の才能、人柄を物語っていた。」
おっしゃる通りです。
そしてその記事は、僕らの心に届きました。
その「薫ちゃんをおくる会」
僕が会場に到着したのは9時半。
会場の外にあるイスで、黒ネクタイを締めていた。
外は静かで人も少なかったので、
ファンのみんなの到着もこれからかなと思っていた。
いきなりつのだ☆ひろさんをお見かけした。
中に入って、あ然。
ファンの記帳場所に30名くらいすでに並んでいた。
何人かはすでに涙涙状態で。。。
あわてて記帳の列に並ぶ。
記帳すると、小さなメッセージカードを頂けた。
メッセージを書いている時、
会場の様子が少し見えた。
薫ちゃんの歌が流れている。
そして、遺影は本当に薫ちゃんが今にもしゃべりそうなハッピーなお写真
メッセージを書き終えると、外に並ぶようにと指示され並ぶ。
その時点で僕の前には100名くらい(汗)
ファンのひとりとして大変申し訳ないけど、
僕は100人くらいの方が参加すると想像していたのだけど、
もうその時点で100人以上。
それからもぞくぞくとやってくる。
それは本当にうれしかった。
須藤薫さんを送りだすことが当然第一だけど、
僕はミーハーなんで、
どのような業界の方がお見送りにくるかなというのも少しあった。
でも、そんなミーハー心じゃ、
よほど暇なひとではない限りわざわざ遠くまで足を運ばないのだ。
薫さんを本当に愛していたからこその300人。
嬉しいです。
仕事だったり遠方だったりで来れない事情の方も含めたら、
もの凄い出席者だったと思います。
どのような形になるか斎場の方の説明は僕のところからは全く聞こえず、
ずっと外に並ばされている状態。
こんなことだとわかっていたら、
もう少しメッセージ書くのに時間を割いて
会場の雰囲気を味わっておけば良かったと、
並びながら少し後悔もした。
ひとり並んでいるとJさんが声をかけてくれ、
少し思い出話をしていた。。
HPを作るときその実現に向けて競い合った中だ。15年前。
僕は薫さんのHPを、Jさんは松尾清憲さんのHP。
あの当時、薫さんも松尾さんも新譜が発表される気配なんて全く無かったのに、
お互いにあれよあれよ言う間に新譜が発売されて。
40分くらい並んだだろうか。
中に入れてくれるらしい。
中に入ると、式場の出口をはさむ様に二手に別れ(アーチをつくるようなイメージ)、
お棺がその間を通れるくらいの幅(2m)くらいを空けて、
ファンが取り囲む。
それぞれ結果的には右左150名ずつで見送った形ですね。
お見送りの準備をしている間、会場の扉を空けてくれたおかげで、
中の様子が伺えた。
ForeverYoungが流れる中、
ちょうど薫ちゃんのご主人の相馬敦さんがお言葉を言ってるところだった。
「現在進行形です。。。。。CDは残ります。。。。これからも。。。。」
ところどころ聴こえない。
でも、笑い声も起こっていた。
本当に愛されているだなぁ。
式が終わって、いよいよ。
中を覗き込んでいたので、なくなった送り出す道を、
もう一度作ってくださいと斎場スタッフから。
あらためて送り出す道(花道と言ってよいのでしょうか?)を作る。
僕は到着が100番目くらいだから、後ろの方から見送る形かなと思っていたけど、
スタッフの指示通りに歩くと、
なんとラッキーなことに、送る列の最後尾、しかも薫ちゃんが目の前を通る位置に。
車で送り出すところだったら、その車のまん前だ。
もしかしたら車に乗せるとき、手を貸す男性の一人になれるかもしれない。
ちょっとドキドキしながら、
そんな偶然を感謝しながら、向かいの列を見ると。。。。
僕は向かって右側の列。
向かって左側のファンの列の端っこに、
見覚えのあるお方。
あれ、杉真理さんだーーー。
葬儀に参加した方々は会場の中なのに。
会場からピンクの棺が運ばれてくる。
何名かのファンが声を出して泣いている。
泣きじゃくっている。
僕の前を薫さんが通り過ぎる。そしてそのすぐ先で止まる。
少し間をおいて後からご家族の方が。
先頭はご主人と、息子さん。
ここは車で送り出すのではなかった。
薫ちゃんのお棺が家族の到着を待っている間、
杉が笑顔でバイバイ、バイバイと何度も「バイバイ」って言っている。
お棺の位置が結構低いので、
丁度手のひらのあたりにお棺があるんだ。
笑顔で薫ちゃんにバイバイって。
そして薫ちゃんが最後の別れの場所に向かう際、
ファンが泣いているのを見て、
ご主人が「泣かないで」とおしゃったのは前のブログの通りで。
会が終わり、ファンも会場内を歩かせていただくことになった。
僕は最後尾の方。中に入るのを待つ間、
別れをしてきた方々が会場から出てくる。
その中に、とても大好きなミュージシャンのひとり
佐野元春さんが。
うわっ。ちょっと僕もびっくり。
僕的に残念だったけど、松任谷正隆さんには気づかなかった。
あの空間にいらしたなんて。
奥様のユーミンは、前日のお通夜にいらしたそうだ。
会が終わり、
外で薫ちゃんの思い出に浸り、
ほんとに懐かしい方々とも挨拶できた。
(花一さん、奏波レイラニさん、夜は菊池さん、京一さん、。。。)
日頃いろいろとお世話になってるにもかかわらず、
挨拶さえも出来なかった方々には、本当に申し訳ないです。
もっと薫ちゃんの思い出話しをしたかったけど、
本当に不義理で申し訳ないです。
薫ちゃんの応援ページを作るきっかけになったAちゃんが、
新幹線の時間がなく、
少人数で、フットワークを優先する形となってしまいました。
薫さんを偲んでのカラオケ、また開催されるようなら、
僕も呼んでください。
(後編に続きます)
後編は薫ちゃんのエピソード満載です。