梅雨のビストロ、梅雨の酒 | The world of imagination

梅雨のビストロ、梅雨の酒

漢方薬で自律神経を安定させて+西洋薬で個々のパラメータを抑えて、このベストチョイスでついに1か月間、心臓は至極健康。あ~、国民皆保険大好き。

 

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その直前の、もう無理やり特定の薬だけで抑えようとして限界になりつつあった6月中旬の、雨のビストロ。。ここも長い。15年くらい?県南全体でフレンチ新規開店が少なく、数店あっても専門性を感じないから、なおのこと、ずっと同じ店に行く。

どの店も、長くやれば歴史は積み重なっていく。最初はサービスの女性と営業していたがその方は独立。途中から入られた男性は頑張ってソムリエ資格とって、そこからワインの幅が広がった。その後、先の女性も含めて姉妹店も作ったが、再独立とかコロナとかいろいろあって、今、シェフのワンオペ。

ずっと見てきたワタシ。。。

ちょっとこの日は前菜の種類が少なめかなとか勝手に心配してしまうが、私が勝手に心配の妄想し過ぎ(実際、この日も満席)

この店では、というか、この店だけで、ヴァン・ナチュールを飲む。。。

ボトルワインは、

フィメイ・シャトラン、ノー・シン・ト・ツェプス、2020、、って、全然わかりませんが飲むとオーセンティックで普通に美味いジュラ!

検索すると、ピノ・ノワール、プルサール、トゥルソー、だそうなので、ヴァン・ナチュールの、ピノ系のセパージュとしては、王道かな。だからよいのかな。ジュラの大物ステファン・ティソなんか親戚筋なので、まあ、内輪か。

 

炙り伊佐木、ピーマン、エシャロットのソース。もう、いつも、こういう、構成の妙がたまらん。

材料全体はもっと複雑で、ナッツもよく効いていい。これらの相互作用でイサキの旨味が和食で食うのとは全然別物の楽しみになっている。

 

ラ・スール・カデット、ヴェーズレイ・ブラン、2022。この、最近のアペラシオンの作り手も、この店で飲んだのが初めてだったな。。。

ヴェーズレイとか、イランシーとか、ブルゴーニュ北部の安旨白の隠れ家かもね。。

 

昨今、メニューに有れば頼んでしまう準レギュラー。

国産牛ハツのカルパッチョ、焦がしバターソース。

だいたい、焦がしバターソース自体、やってくれる店は稀有となった。僕は内臓は苦手なはずなのに、薄く切ったハツと焦がしバターが良く合うのだ。

 

そしてこれも最高!

メニュー黒板には単純に「スープドポワソン」とフランス語と日本語で書いてあるだけだが、ほんま旨いわ!!

いやホンマ旨いわ!!

仔牛のハラミ、ほうれん草のクリームソース。仔牛にこのソース最強でしょう!

メインの肉には、フレンチフライかサラダがデフォルトでセットになっていて、私はいつも芋なのだが、この日はなぜか来店時点で腹が完全空腹ではなかったため、グリーンサラダに変更。…まあ、こうして、徐々に食べられなくなっていくのだろう。だからこそ、今、いつかではなく、今、楽しまねば!!

このころには狭小空間のこの店内はもう喧騒に満ちていて、横の女性2人はムール貝を頼んで食っていたが、予想より多かったのか「良かったらどうぞ~!」って言われはしたものの、私ももう腹パンで、写真だけ取らせてもらった!

いやすごいわ。。。

 

が。何故か、アールグレイのアイスクリームは食ったとという。。。

シェフも徐々にトシくっていくから、ご健康にお気をつけて末永くみんなを楽しませてほしい。

 

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ローラン・パタイユ、アリゴテ2021.

飲むと、、、まだ辛さがある。。まだ酸っぱさと辛さがせめぎあっており全貌は見えない。まあ、ゆっくり行こう。
二杯目もややザラザラしているが、気にしなければいいかくらい。一人で集中して飲んでいるから気になる程度。
20mで、落ち着いてきた。良く知っているアリゴテの硬さになってこの暑い中にちょうど良い。まあ、その分、シンプルだが、酸がしっかりしているので十分だ。
お値段相応かな。。。いや、しかし、30m超えて、ミネラリーに安定してきて、のど奥でじわじわ旨い。当たりの方のアリゴテだな。。。ほっとした。。。

 

ローラン・パタイユ、マルサネ、エ・シュゾー2021.

マルサネで、シルヴァンじゃないのに、もう高い!!お兄ちゃんの名声の7光!?

いくらエ・シュゾーが1級候補だからって。。。ふぅ。。

薄いけど鉄で、ジュブレイの北方らしさは見せている。
マルサネ・エシュゾーは将来の1級候補だが期待よりタンパクかも。でもまずスタートはいい。飲むと、しっかりの梅鉄!兄貴のシルバンパタイユはビオだが、弟は王道なのかな。
とはいえ、(要素が)薄い。2021だから?まあ、薄い。0.5H。・・・・薄いだけではなく、ユル目かな。。。やっぱナチュールちっくなのかな。。。まあ、ご飯は食べられるけど。
10Kのワインとはちょっと・・層が細いね。まあ、食事にはよい。。。値段はちょっと。。味わいも飽きたかな。。1H40Mで完飲。1級は難しいのではないだろうか。

 

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しかし、、、ユルイのが日本の今の町場のカジュアルなワインバーの売れ線だとすると(そうらしい)、、、

 

2000年台に何でもかんでもコテコテのミッシェル・ロラン・テイストになって+シンデレラワインと言うはやり言葉が出来て、値段が無意味に上昇して、だいたいのボルドーを飲むのを私はやめたのだが(そして当時はコテコテだった一部のブルも。。)

 

これから、ユルイワインでシンデレラワインが出来たりするのだろうか?

嗜好品の世界は恐ろしい。。。

パテック・フィリップの腕時計はもはや僕が引退の記念にカラトラバ買いたいとか妄想する余地の全く無いほどに高騰しており、

私はただ、インスタでパテック・フィリップのアカウントをフォローして、その動画見てうっとするしかないのだが、

しかし、

品物が圧倒的に最高であることには、間違いはない。

 

しかしワインと値段との関係は、、、

 

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フレデリック・エスナモン、ジュブレイ、V.V.、2021。

ジュブレイの村名でV.V.でこの値段なら、、と試してみたが。。。作り手としては2本目のおためし。

V.V.なのに、なぜDIAM5??一口目、味わいの構造は薄く軽め。だから。。?
やはりここのワインは、こうなのかな。まあ、悪くは無いし値段相応か(ジュブレイの古木なのに5K)全体に細く、美味しいとかはするけど、ゆっくり飲む感じではない。
(これはこれで普通なんだけど、こういうのなら、別にブルゴーニュにこだわる必要はない。。)
1Hで旨味が出てきて、ブルゴーニュとわかる。まあ、シルキーではないが。。。
 

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今年の後半に、一回くらいはグランメゾンクラスの店に行くかどうか悩んでいる。。。行かなけりゃお金はセーブできるが、引退前の喜びの思い出は減る。。。

岸田首相の意味の変わらない住民税運営のせいで、6月はいったん徴税が無くなったという意味のない選挙対策の後(後が怖いからその分の消費は一切できず)、

一昨日支給済の7月分月給から、上記の6月分の住民税が今後毎月11回に分けて上乗せされるので、住民税は実感としては大増税

アタシ、これから11か月間、住民税毎月6万円超えなんですが(泣)

住民税減税の総額1万(毎月に分割されるから毎月-8百円くらい<--アホなのか?)なんて無いも同然。。。で、この政策の原資が全部我々の税金。。

というわけで、

今年後半は地味生活継続かな。。。

 

とかいいながら「セザン」予約をトライしてみるかとか、、、悩んでいる。。。

 

が。ANAが無料航空券の必要マーレージを改定して、20%くらい必要マイルが増えた。。。。10/27分から。。。

思いは、いったりきたり。

 

 

というわけで、字が多すぎて恐縮でしたが、今日は、長年行ってる小さなフレンチ。