11月4連休から12月中盤
chopinswoodyさんから10/29のコメントで、クリスタルム22が以前の印象から変わってる件のご指摘いただいていて、結局、ピ-ターマックスとアグネスとマバレルとシネマ飲むのに先々週までかかったんですが、その内の2者を。
私自身、去年からクリスタルム全般にこれは違うかなという感じを抱いていて、端的に「ユルい」なのですが、まずはその2021と2022を両方同時に購入しての水平。
まず、今年分から、裾でも単一畑でもボトル番号の記載が無くなった。希少性を自ら否定する大量生産への道か。ピーターマックス2021,2022.
色合いに差はほぼ無い。21は14%、22は13.5%と度数落としている。
香りもほぼ差はない、どちらも最初だけスモーキーでスェーリングするとすぐ軽快なアロマが出てくる。私は勉強はしてないので、第一アロマとか第二とかはわからない。
21がやや辛い。22の方がフルーティーでのみやすいか、この最初の瞬間についてだけは。ここで少し放置。
21の方がやや青みを感じるかな。22の方が若干凝縮。ただ、両方に私はなぜか納得しづらい感じが。。かつてのように素直に美味しく感じない、、
あー、しかし二杯目の注ぎで、いつものピーターマックスの味わいに。抜栓直後の注ぎでは、私のような素人には真価はわからんね。
おっ、21に酵母香がぼっと出た。味も、出汁が出てきてクリスタルムらしさが。22も同時に出て来た。こっちはまだ硬め。まあ、熟成差か。
3杯目。21うめ~。なるほど。。。あせるなと。。
1H。この三杯目の放置で、エロイ旨味が出始めた。。やはり時間かかるなぁ。。。
(遮光が22の方が薄い。時代に逆行?戦争でボトル供給に難?)
二日目。美味い。文句ない。そうか。。。二日目かよ、、裾なのに、、、あ~、出汁感強くてアロマもしっかりしている。ヴィンテージ差は感じない。
三日目。21は少し軽めになっているがまだまだいける。なんと22は今もピーク的に美味い。あ~。最後の一杯、うま~。きれいな、上品な香りでいい。
もし昨日焦って飲みすぎたら、この三日目はなかったのだ。
次、単一畑、まず、マバレル22.こいつがたいへん残念にユルかった。。。
香りはアロマ優勢、既に青い全房も感じる。飲むと、既に開いており、思ったよりパワーがある。が、ちょっと、甘いか(キャンディ)?まずは様子を見よう。10分放置。香りがすごくエロくすばらしい!
味わいも安定してきて、わかりやすく美味しい、ただ、やはり若い。当たり前ですが。。。少しそこがボディの細さを感じさせる。ちょっと甘いかなーやっぱ。勿論美味しく飲めるけど、去年からちょっとこんななんだよな。。
普通のブル裾なら気にしない、けれど1万円弱ダシ。。。まあ普通にうまい。透明感出てきた。美味しい。このタイミングだけ、フーリエのブル裾っぽい。と、ともに最初から酵母香来てる。ビオっぽいかな。
30分。漸く落ち着いてきて、重厚さも併せ持つアロマたっぷりの旨味になってきた。
が。
二日目。ああ、ビオだ。以上。。。もう来年は買わないかな。ビオが悪いわけではないのだが、この味わいのビオは別にもっと安い値段で飲めるからだ。
強靭な鉄梅だった頃が懐かしい。。きっと、もう戻ってこない。セラー内のバックヴィンテージを大切に何年後かに飲もう。。
字が多すぎるので、シネマは別途記載。
★
非リア充の私はクリスマスは自分で自分を充実化させねばならぬ。という言い訳でジャケ買いのラ・メゾン・ド・ショコラ。いつもデザインいいから箱が捨てられない。
一粒で満足できる旨さと完璧な解説文書。。。
★
ちょっと前の雑誌、文庫など。
以前はDRCやモンラッシェGCを特集してきた高級路線だった「ワイナート」が、明らかにコートドールの爆騰でやりにくくなって、マコン地区とボジョレー地区の特集をするという、ある意味、時代の変わり目の特集をしていた。。。
色々、感慨深い。
そこで、少し前にDルフレーブの高騰が特に去年からが酷い件が円安と合致している件を少し前の記事で記録したんですが、じゃあそれが何の原因だということを統計で見てみた。
Raw dataは、日本及び米国の公共機関の公開資料から活用して、私プロット。
・円ドル為替:日本銀行、主要時系列統計データ表から。
・FRB金利:FRBのサイトのFREDによるフェデラルファンド実効金利データから。
Federal Funds Effective Rate (FEDFUNDS) | FRED | St. Louis Fed (stlouisfed.org)
以下、結果。どっちも、1985.1月-2023.11月までのデータで合わせている。
下記のように読み取れる。
・みんな知っていることだけど改めて、日本は40年前の安い日本に戻った。
・同じことだが、この二年間の円安は、この40年間で最悪。
・原因は、みんな知っていることだけど改めて、支配要因はFRB金利上昇。
とはいえ、
・岸田時代より金利高時期は多くあったが、この人の時のレートが事実として最悪。
・同じFRB政策金利でも自民に戻った途端、二回ともより安くなった。
・特に二回目の下野の後の戻り以降、一直線に日本は安くなり40年前に戻った。
その、第二の敗戦を抱きしめている(<--ジョン・ダワー風)日本人の心の機微に触れる映画を見に行った。
私は映画館に行くのは10年ぶりくらいだが、実写としては全米で初のデイリーナンバーワンになったと知って、また、予告編をYOU TUBEで見たら、瞬時に涙腺が緩んで不覚にも嗚咽したので、二日後、見に行った。
素晴らしい、一流の映画だと思いました。米国の方々の方が評価が高いというのも、わかる気がしました。
書き出したらメモがすぐ大量になってしまい、加えて、どうしてもネタバレになるので遠慮しますが、ワイン飲みながら語り合いたくなる、稀有な映画でした。
(今思い出しても泣きそう)
★
11月末の4連休の時のお昼御飯。
フランス人語学教師でもあるシェフの、ガレット屋さん。冷蔵庫にはあまりものが無いように見えますが、上段は、右下に見えるお水のカラフェがたくさん準備してあって、すぐ取りさせるワンオペ対応が可能になっている。
向こう流のスープ(とろっとろ)。がぼちゃ。ハフハフとしみます。
昼から軽快な泡を。
ガレットは、"フォレスティエール"(キノコ、チーズ、ベーコン、卵、クリーム)
ガレットは12種類、クレープも12種類ある。こんな小さなお店なのに本格的。出来栄えもきれい。福岡のブロガーわくわくさんも少し前にこの店に来ていただけたようで、楽しんでもらえてうれしい。
食べ終わるのが惜しいのはいつも。そういう食事がいい。シェフの穏やかな笑顔の接客もいい。ワンオペだけどうまく回してらっしゃる。
(昨日、また行ったwwww)
この街のナポリ・ピッツァは多くはない。本場を目指したという店に初来店。
味わい自体は良かったのだけど、あまりに下記のトーンで攻めすぎていて、結果、逆にルールだらけになってしまって、僕には合わなかったかな、僕には、ね。
この街と逆の隣にある街に、食べログ百名店にもなっているいいナポリ・ピッツァがあるんですが、街自体は栄えてなくて、且つ車前提の場所の為、なかなか行けません。
今年2023年、1月に開店して、大変話題になった店。この年末年始も無休。
デフレ経済からの脱却の、3000円ラーメン!(11月の一か月限定)
鴨の燻製も素晴らしい火入れ!
左の小鉢の下に、モミジが!了解を取って、持って帰った!
旨い!すばらしい!ネギもいい味わい!松茸も中国産とは思いますがいい香り!
前向きな店って、気持ちをもらいますよね。。。
ここも接客もいいんですが、今回の店達の中でも、やはり僕は接客も重視しているんだなと、よく理解できた。
178cmの私はずっとLLが合うと思っていたのに、冬の長袖Tシャツ買ったら、ここ数年、LLではぶかぶかになっており、これも、大きすぎだった(着れないことはないから着てますが)米国サイズになってるのかな。
この年末年始は、徹底的に、安くあげる。引退に向けてのアクション。夜の外食も、仕事納め翌日のおとついワインバーに行って以降は、1/06まで、行かない。
そうしないと、
更に次の段階としての、引退生活に、着地ができないから。仕方ない。
明日はかろうじて、長崎フレンチさんではローストビーフを受け取り、ビストロさんではシャルキュトリを受け取って、家飲み。