7月の光 | The world of imagination

7月の光

題名は、、、フォークナーの小説の題名をもじっただけです。

 

奄美は昨日から大雨で、隣の県では再度の豪雨を恐れている人の姿を、、、。

今は費用的なところで引き続きしょぼいけど援助して、体力的になとかなる季節に役に立つことが有れば、、、かな。。

 

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ルフレーヴの、毎年秋に出るピュリニーモンラッシェ村の商品は高いので飲むのも遠慮がちになる。

けれど、毎年初夏に出荷されるマコネ地区の商品は、我々庶民の財布にも優しい(普通の焼酎ともからワないお値段)。

しかも軽いから夏にもいい。その痛飲記録を、7月のコミュ障引きこもり記録と共に書いてみる。

 

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その1.マコン・ヴィレ15.マコンソルトレという初の地区の物も買ったので、まずはさきに、何度も飲んでいるこちらから舌を慣れさせる。

1秒目、青りんご。3秒目から奥から例のルフレーブ的香り。
ライチ、かすかな何かの花の香り。
舌触りは硬い、しかしのどを通る時に桃を感じる。
くるくる回すと香りは複雑になっていく、軽いマコンなら香りが飛ぶところだが、これはより増してくる。
色合いの黄金が深くなってくる。とろみが香水のように感じる。桃のネクター。
その奥にミネラル香りが広がっている。
しかしまだ硬さはあるのが良い。
樽っぽさ、バニラな甘さは全くない。

 

二杯目、まだ開き切らないが涼しさがあって良い。味わいは予想よりは薄いかもしれない。いずれにせよ骨格は一般のマコンではない。

 

三杯目、ミネラルとネクターのとろりとしたしっとり感がまとまり始めた。
よい旨みになりつつある。
舌の両側に、おなじみのルフレーヴ的な酸と旨みがじわじわと効始める。
放置すると、重量感のあるミネラルが満ちた液体になっていた。。

のどの奥の余韻が長くなっていく。もちろんヴォリュームは小さいけれど。

 

一時間が経ち漸く要素が丸く一体となったように感じる。
結晶のように透明感のある旨みがもうお値段以上だ。

半分過ぎた。あー旨い。もうあとはこのままでいいやー。

終盤も全く弱くならない。すっきりとしてアロマと酸が構築的に進んでいる。

 

と、終盤でびっくり。酒石がたっぷり!!

マコンでこれは初めてでした。

7月頭の引きこもりのお相手はツールドフランス!!!

YOU TUBEデ毎日フォロー!!

 

キッテル、前に出た~~、、、とか言われても。

 

物理学科出身の私にはどうしても、大学の固体物理学の講座で使われた、「キッテルの固体物理学」を思い出してしまうのでした(下記はお借りして)。

基本的に科学の貢献は、大学院レベルの最難関=最先端の内容まで行かない限り、20世紀中盤までの成果の勉強だから、第三世界の人々はなかなか参入できなかった時代の産物で有り、

故にまだまだほとんど欧米系なので、欧米系の人命を聞くと、大学時代の勉強を思い出すことは多い。

 

二個前の記事に載せた、ドメーヌ・フーリエは、ワイン好きの間ではコートドニュイの神だが(写真は、内に到着した2月のもの)

自分はフーリエというとフーリエ変換、というかフーリエ級数を反射的に発想してしまう。なんせその実用計算はまずは大学一年で習うからね。。。(下記はWIKI)

しかしフーリエを飲みながら頭の中では大学一年の思い出を反芻していることを語る機会は無い。。。

 

思い出とはそうしたものだろう。

だれもが、そういうものをもち、頭の中でそれぞれの時間を、もっているのだろう。けれど、いまのところ小説でこれの表現を実現した例を私は知らない。。。

いや、あれかな、意識の流れ系のモダニスムは、それかもしれない。

 

最近、2/3まで読み進んだ、「ダロウェイ夫人」もそのひとつ。。。

ただ、こういう、込み入った文体と心理の描写をする高度な小説に高校生の頃から触れていると、

フツーの、ベストセラーとかになるような素朴な文体の小説(たいていの現代のベストセラー小説は、19世紀中盤の欧米小説の文体です)が読めなくなるのがめんどくさい。。

 

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その2.マコン・ソルトレ15.同じMaconでも書体が違うんだが。。。

酸味がとても強くうまみが最初から来る。
好みとしてはマコンヴィレよりこっちか。

とてもバランスがよく力強い。
ルフレーブ香もささやかだがきちんと感じる。

とろりとしたネクターがミネラル感と一体となって広がる。
口内の拡散に強い。
厳しさが旨い。ただ料理は選ぶな。弱いものでは勝ってしまう。

 

1時間、中盤、おお、じわじわと旨みが広がる。

あー、これは旨い。

更に複雑になる。もう全然違う。のどの奥の旨みは半端ない。

 

2時間半、かすかにすっぱさ。下降の開始しか。

いや~ん、むしろ酸味が増して、もともと旨みが多いのとマッチして激しい。
3時間で最後の一杯。最後まで力強い香りが沸き立た。

 

もちろん、お安いものですのでそんなに差異があるわけではないのですが、暑すぎる九州の7月、感受性も鈍ってくる今日この頃、こうして微妙な違いを愉しむのがいいのだ。

 

ちょうど!!!ちょっと前にインディ500で日本人初優勝した佐藤琢磨の総特集がBSNHKで!!

心奮い立たせつ存在。BSのGAORAで昨日も走り見たよ~。

 

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その3.プイィ、フイッセ15.表記が未だに上手く書けない。

酸がシンプルに立って舌にも注がれる。
複雑さは見られない。

ひと回しすると直ちに花の香りのジュニアみたいのがでてくる。

ちょっと放置すると旨みの香りもわいてくる。

ネクター、絡みつくようなねっとり感も最初からする。


例の、のどの奥と下の両側で酸味を感じるあのルフレーブ的なものも。

二杯目はすでに全開である。非常にバランスが取れている。
普通にうまい。

 

あ、また変わってきましたね。ボディ感が。あま~い(樽ではない)

この状態で滑らかにうまい。

中盤になっていきボディがとてもふくよかで到底この価格とは思えなうなる。

あ~、最後、黒砂糖。

 

7月の終わりは、去年から、BS11の鈴鹿8耐生放送で。11:30、スタート!!

ネット民も盛り上がっております!!

 

前半4時間まで延々見た後で、一個前の記事のドメーヌタケヒコ飲みに行って。

 

帰ってきたら、ゴーーーーール!!

ネット民も盛り上がっております!!

 

7月も終わり、首都は涼しく、九州は10日続けて最高36度台。昨夜は、24時の時点で30度。。。風はときおり。

 

 

今年に入って、いろんなきっかけもあって、いろんな断捨離をしている。

リスク分散と称して銀行を2つにしたけれど15年間試して結局ひとつに統合。

同時期、15年前にダイエットした生命保険も一旦見直し。

家の家財も便利屋さんと廃棄の会話を始めた。

家計簿を眺めていると退屈しない。

 

今日も、いくつかの手続きと、そのあとにイタメシへ。